PCの電源コードはコンセントに挿しっぱなしにしておく
「PCのバックアップ電池の交換は面倒だよね」
この一文の意味がわからない人は、電源コードは抜かずに挿しっぱなしにしておいてください。
バックアップ電池の消耗
PCは時計が入っています。各種設定を保持する必要もあります。 デスクトップPCの電源コードをコンセントから抜くと時計の駆動は内臓のボタン電池で行われます。 ボタン電池は長寿命ですし、時計の電力消費は僅かなので短期間なら問題はありません。これが長期にわたる、あるいは1日の大半が内蔵電池で駆動となると意外と早く電池切れになります。
電池切れになると、ケースを開けて中に入っているボタン電池を交換する作業が必要になります。
大半の人が面倒に感じる、あるいは恐ろしくて触る気にならないという作業です。
ノートPCやタブレットはバッテリー駆動が前提なので、一見関係ないようですが、これにもちゃんとボタン型電池が入っています。 長期に渡ってバッテリー切れにしておくと、ボタン電池が消耗していきます。 ノートPCはデスクトップPCよりも電池交換は面倒な作業になりますので、壊れたと判断して廃棄ということに。
情報機器は省エネ
80年台後半、オフィスに大量のPCが導入されて消費電力が問題になりました。そこから省エネの測定方法が定義され、どんどん省エネになっています。
いまでは、スマホのようにちょっと前のPC並のパワーを持ちながら、小さな電池で動くことが当たり前になりました。 この技術がPCにもフィードバックされて、稼働時に5~10W程度と昔の豆電球並みの消費電力になっています。
昔ながらのこまめな節電はマイナス
こまめな節電が情報機器にとっては過酷な条件になることが増えています。 省エネしたいなら、知識のない利用者が余計な事をしないのが一番。
説明書を読んで推奨される方法とし、基本は電源コードは挿しっぱなしで。