夏のエアコン。27℃は暑くて26℃だと寒い。どうしたらいい
夏のエアコンの温度設定でちょどいい温度にならないというのはよく聞く話です。27℃設定だと暑い、26度に下げると寒いというような場合。
素早く見るための目次
扇風機を補助に
真夏にエアコン無しで扇風機だけで耐えた経験のある人は、扇風機は無能という印象があると思います。
実は扇風機はちょっと暑いと感じる環境だと、とても有用な装置。エアコンがメインで扇風機はちょい足し的に使います。
一般的な扇風機は送料込み3,000円程度でお手頃。サーキュレーターは設置場所の自由度が高い。
一人だけ暑さ調整をしたいのなら、USBで動く小型扇風機がおすすめ。超省エネで1時間の電気代は0.04円程度でタダ同然。
寒く感じる人が多く自分だけ暑い場合は空調服
真夏に屋外で作業する人にも人気の空調服。冷房の効いた室内なら、どんな暑がりでも寒くなってスイッチを切るほどの効果。
多数決的にエアコン温度が決まっていて、自分だけが暑く感じる人には空調服を強くおすすめします。参入企業が急増したおかげで価格が下がって購入しやすくなりました。
初めての購入だと思ったものと違うと感じるかもしれません。amazonなら気に入らなければ簡単に返品できるので、空調服初心者にはおすすめです。
ちょっと暑いと感じる設定温度で除湿する
27℃で暑いが26℃で寒いという状態なら、27℃設定で除湿をしてみます。
除湿なら同じ温度でもサラっとした快適な環境になります。暑さを感じにくく、かつ寒さも感じません。
- 除湿の長所
- 温度はそのままで快適環境になる
- 除湿の短所
- 再熱除湿は電気代がかかる。弱冷房除湿を使えばOK
ちょっと寒いと感じる設定にして衣類で調整
もう一つの方法は、衣服で調整すること。
エアコンで調整したいという気持ちはわかります。でもエアコンの設定を頻繁に変えると、そのたびに余計な電気を消費します。
そもそも一定の温湿度に保ってくれている状態で、暑い寒さを感じるのは人間のあやふやな感覚の方。であれば、あやふやな感覚に合わせて半袖を長袖にしたり、うすい布を掛けたりするほうが自然です。
エアコンの設定をいじり過ぎるのは電気代の無駄!
温度計で実際の室温をチェック
もしかするとエアコンの調子がおかしいのかもしれません。温湿度計を部屋に置いて確認しましょう。広い部屋なら複数置くようにします
エアコンの27℃設定から26℃設定に変えたら、温度計は1℃の変化をするのか? それとも26℃設定にすると一気に3℃位下がってしまうのか? をチェック。
エアコンの設定1℃の変更で、温度計が1~2℃変化していれば正常。もしも3℃も4℃も変化するのならエアコンの不具合を疑います。
温湿度計の売れ筋ランキング
家庭用の温度計の精度はまあまあ正確です。複数の温度計でエアコン設定の変化と、温度計の変化のばらつきを補正すればより正確になります。
湿度計(しつどけい)の精度は家庭用では期待できません。目安程度に考えます。手間はかかりますが、精度を求めるなら塩水で校正する「飽和塩法」を行って補正値を求めればかなり正確に運用可能です。
除湿にかかる時間
エアコンの性能や部屋の密閉度など環境によって異なります。たまトラの部屋での通常の除湿運転だと、湿度を10%下げるのに20~30分程度です。同一温度で湿度70%近辺だと蒸し暑く感じ、60%だと不快感はなくなります。50%,40%へと下げれば爽やかさupですが電気代を考慮すると50~60%くらいでいいんじゃないでしょうか。
※ 強力なランドリー(部屋干し)モードなら30分で80%→40%も可能です
まとめ
- 簡単に効果が得られる扇風機を追加する
- 扇風機が使えない、使いたくない場合は除湿
- 暑い、寒いの境界線温度があったら、暑いと感じる温度にエアコンを設定
- 暑く感じたら除湿運転に切り替える。30分程度で湿度は下がり快適になれば冷房に戻す
- 電気代が気にならないのなら自動運転や除湿運転
エアコンの機種によってはより細かい制御が可能。説明書を一読して機能を確認してみてください。