ドコモの駐車場ビジネス Peasy(ピージー)開始
昨年発表され注目していたドコモのスマートパーキングシステム。サービス開始となっています。
特徴・期待
土地オーナーに魅力があるサービスです
- 駐車場の設備が簡易で初期費用が安い
- 利用者のスマートフォンを活用することで利便性やセキュリティを保つ
- 投資費用が少ないため従来コインパーキングよりも低稼働率の場所で運営できる
- 設備が最低限のため撤退が容易。必要になった時に土地の転用が素早くできる
手軽に運営できるのなら、利用者側が期待できることとは
- 従来のコインパーキングより安い料金の可能性
- こんなところに駐車場が! というようなエリアにも展開される
- スマートフォンで検索・利用・決済まで完結する利便性
キャンペーン
都内からサービススタート。現在無料キャンペーンでお試し中
設備が簡易とは?
Peasyはコイン駐車場にあるフラッパー(車止め)が不要です。
この設備が要らないので、
- ビジネスを始めやすく
- 撤退もしやすい
- 運営費も安い
- 初期費用も安い
設備はパーキングセンサーのみ(電源が無い場所ならソーラーパネル)
従来のコインパーキング的なやり方ではなくシェア型として運用すると良さそう
運営料金・1台分の区画ごと
- 初期費用(初回のみ):50,000円~
- システム利用料(月額):2,000円~ + 駐車料金の20%
十分な安さです。
わかり易い例としては、近隣の人にちょっと車を止めさせて欲しいと来るよようなスペースを持っているとします。 人と人とのつながりで挨拶とともに貸し借りするのは素晴らしいとは思いますが、煩わしい面もあります。 Peasyなら利用者がスマホを使って、空き確認・予約・駐車・精算まで自分でやります。 オーナーとしては煩わしさはゼロになります。 初期費用5万円と月額の2,000円+アルファを賄えればいいやと思えればなかないいんじゃないでしょうか。
月極駐車場だと、この場所は田中さん、この場所は左藤さんというように場所と利用者が固定されています。 スマートパーキングセンサーなら、場所と利用者を固定する必要がありません。オーナーの猫田さんの5台分の駐車スペースのどこでもスマホで予約した人が止めらます。 時間指定で昼間は固定客以外にも開放して止められるようにし、夜間は月極的な契約を別途した人に固定で使わせるということもできそうです。
発展性は
オーナー側
この仕組自体が数台から数十代の小規模事業をターゲットになりそうです。 大規模事業者なら既存のコインパーキングのほうが安定収益が見込めるでしょう。
お小遣い程度、月極駐車場よりちょっと多めの利益を期待する、というレベルのオーナーが多く出てくると、パーキング場所の多様性に繋がりそうです。
利用者側
この手のサービスは短期間に一気に駐車場と利用者が増えないとダメ。ドコモがスマホ販売と一体でこのサービスを入れていくくらいやるのなら増やせる可能性あり。
利用者のメリットとしてやはり安さ。 利用に応じてキャッシュバックや、dポイントの利用などが刺激になります。