ヤマトの宅急便コンパクトは郵便レターパックに補償をつけて高額というイメージ
低価格で人気のあったメール便に変わるサービスというような触れ込みで発表された「宅急便コンパクト」。 あまりに高額でなんだこれ? という印象でした。
最近、コンビニでスタンドに置かれて、押されているようなので内容をチェックしてみました。
サービス内容を改めて見てみると、宅急便より小さいものを、宅急便に近い料金で送る。しかも専用の箱を65円で買わなきゃいけない。とあまりメリットが感じられません。
他のサービスと比較するなら、レターパックが近そうということで比べてみました。
素早く見るための目次
宅配便コンパクトとレターパックプラス比較
仕様
宅配便コンパクトは
- 3万までの補償があります。
- 営業所に持ち込むと100円の値引きが有り。
- 薄型の方はレターパックプラスと同じサイズ。厚さの規定は見つかりませんでしたが、問い合わせるとフタが閉まる範囲で厚みは制限がありません。レターパックプラスと同様
- 重さの規定が明示されていませんが、こちらの資料に制限なしとあります。
- 箱代65円が別途かかります。(レターパックは料金の中に専用封筒代は含まれています)
項目 | 宅急便コンパクト | レターパックプラス |
---|---|---|
補償 | 3万円 | 無し |
受け取り | 手渡し | 手渡し |
集荷 | 有り | 有り |
持ち込み値引き | 100円 | 無し |
サイズ cm | 25 x20 薄型24.8 x 34 | 24.8 x 34 |
厚さ | 5cm 薄型はレターパックプラスと同様フタが閉まる範囲で制限なし | 制限なし |
重さ | 制限なし | 4kg |
専用BOX代 | 65円 | 送料に含まれるので0円 |
送料
料金比較
宅配便コンパクトは距離に応じて料金が変わります。上の表を見ると594~1,188円の幅。
レターパックプラスは510円で全国一律。
内訳 | 宅急便コンパクト | 宅急便コンパクト | レターパックプラス |
---|---|---|---|
最低料金 | 最高料金 | ||
送料 | ¥594 | ¥1,188 | 510 |
専用BOX代 | ¥65 | ¥65 | 0 |
合計 | ¥659 | ¥1,253 | ¥510 |
宅配便コンパクトに適用される割引
プリペイド割引
ヤマトには前払いのプリペイドカードをチャージすることで割引されるサービスが有ります。 クロネコメンバー割BIGとクロネコメンバー割。Link
注)営業所持ち込み、自宅まで集荷に来てもらった時にしか使えません。
営業所の端末を操作することで、「デジタル割」50円
営業所の端末を操作して、荷物の情報を自分で打ち込むと50円割引があります。
持込割100円
これは馴染みのあるサービス。営業所だけでなく、コンビニ持込でも適用されます。
名称 | 割引 | プリペイド金額 | 割引適用 |
---|---|---|---|
クロネコメンバー割BIG | -15% | 5万円~10万円の範囲で1万円単位のチャージ。上限10万円 | 営業所、自宅 |
クロネコメンバー割 | -10% | 5千円~29,000円の範囲で千円単位のチャージ。上限10万円 | 営業所、自宅 |
デジタル割 | -50円 | 営業所のネコピット利用 | |
持込割(コンビニ可) | -100円 |
割引を適用した料金
宅急便コンパクトの送料の最低と最高額に、上の割引を適用した場合の料金です。(クロネコメンバー割BIGで計算)
近距離の送料594円なら最大割引後419円となりレターパックより割安。 それ以外の地域だと割高。 宅急便コンパクトの割引は、営業所持込が前提なので面倒に感じる人が多そうです。
宅配便コンパクト | 宅配便コンパクト | レターパックプラス | ||
---|---|---|---|---|
最低料金 | 最高料金 | - | ||
名称 | 送料→ | 594円 | 1188円 | 510円 |
クロネコメンバー割BIG | -15% | -89.1円 | -178.2円 | - |
クロネコメンバー割 | -10% | - | - | - |
デジタル割 | -50円 | -50円 | -50円 | - |
持込割(コンビニ可) | -100円 | -100円 | -100円 | - |
小計 | - | 354円 | 859円 | 510円 |
専用BOX代 | 65円 | 65円 | 65円 | - |
最大割引後の料金 | - | 419円 | 924円 | 510円 |
ネコポスは同じサイズで事前契約を結んだ顧客向けのサービス
ネコポスは事業契約、またはヤフオクのような個人間売買のサイトが契約するもの。
宅急便コンパクトと同じものですが、料金が異なります。重さも1kgと制限があるのが目につきます。
宅急便コンパクトの有料箱は再利用可能
ヤマト営業所に問い合わせてみました。箱が傷んでなければOKだそうです。