楽天モバイルの電波がベランダ、窓際、窓から1m、室内へと届く範囲が改善された記録

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楽天モバイルが2020年4月に本格稼働した初日に申し込んで使っています。当初は自宅ではauの電波しか使えなかったのですが、夏頃にはベランダで楽天の電波が受信できるようになり、冬からは窓際付近なら室内で受信できています。

楽天モバイルは楽天設備とau設備を併用

携帯電話が多くの場所で通信・通話ができるのは、基地局が大量に設置されているため。スマホ側は小さなバッテリーで動作しているため、電波が届く範囲は限られています。スマホの電波が届く範囲で効率よく基地局を設置して使い勝手を良くしています。

楽天モバイルはスタートしたばかりなので、基地局がまだまだ少ない状況。好き勝手に基地局アンテナを建てるわけにはいかなので時間がかかります。

このため、サービス当初はau(KDDI)にお金を払って、楽天モバイルユーザーとの通信をカバーしてもらっています。

楽天電波かauかで通信サービス内容は大きく異なります。通話はほぼ差はなし。

  • 楽天電波:楽天自前の設備なのでデータ通信は使い放題
  • au電波:auの設備を借りる形なのでデータ通信は5GB/月を上限。利用者が使えば使うほど楽天モバイルは赤字が増える構造

我が家での楽天電波の状況

2021年に入ってからの改善スピードがすごい

  • 2020年4月:サービス開始当初
    • 楽天電波:受信できない
    • au電波:室内のどこでも受信できる
  • 2020年夏
    • 楽天電波:ベランダで受信できる。室内は受信できない
    • au電波:楽天電波が届かない室内で受信できる
    • エリアマップ:まわりはほとんど楽天エリアなのに渓谷のように隙間になっていて、我が家はエリア境界線上の場所
  • 2020年11月
    • 楽天電波:南側の窓から10cm以内なら受信できる
    • au電波:楽天電波が届かない室内で受信できる
  • 2020年12月
    • 楽天電波:南側の窓から1.3m以内なら受信できる。1.5mは受信できない
    • au電波:楽天電波が届かない室内で受信できる
  • 2021年3月
    • 楽天電波:南側の窓から2m付近まで受信できる。2.5mは受信できない
    • 楽天のエリアマップの範囲は11月時点と変化していませんが、電波は少しずつ室内に届くようになっています。基地局アンテナの微調整的なものでしょうか
    • au電波:楽天電波が届かない室内で受信できる
  • 2021年3月下旬
    • 楽天電波:部屋のどこでも受信できる
    • 楽天のエリアマップは11月時点から変化なし → 4月1日にエリアマップが更新され、渓谷のようになっていたエリア外の部分がサービスエリアとしてカバーされました
  • 2021年8月
    • 楽天電波:au電波しかつかめなかったiPhoneでも楽天電波をつかめるようになった
  • 2021年9月~12月中旬
    • 室内で安定して楽天電波を掴み、速度も20Mbps以上出る。固定回線の代用として十分使える。
  • 2021年12月下旬
    • 12/27頃から楽天電波の受信が不安定で、いつのまにかau電波を掴んでいることが頻繁に発生。12/29には窓から2m離れた位置だと楽天電波をなかなかつかめなくなった
    • 窓際設置で様子見中。いまのところ速度も出にくく楽天電波を掴んでも3Mbpsと遅い。
    • 端末側の問題の可能性があるため、50kmほど離れた別の場所で12時間動作させてみた。安定して楽天電波を掴み、速度も常時20Mbps超えで安定。端末に問題は無いと判断。
  • 2022年1月初旬
    • 窓際での使用を継続。1月4日頃からはau電波を掴むこと無く楽天電波を掴んでいる。速度も15Mbps以上出ていることが多い
    • ただし、12月中旬までのような安定感にはまだ及ばない。速度にムラがある。
    • 1月7日頃になると、以前のように安定するようになった。速度、電波受信状況ともに
  • 2022年1月下旬
    • 室内でiPhoneで楽天回線がつかめるようになった。1月中旬まではベランダでも室内でもiPhoneはau回線しかつかめなかったのですが、これでやっとテザリング親機としてAndroid(Galaxy)と同等に使えます。
    • それにしても、なぜこんなにiPhoneとAndroidで違いがあったのか不思議です

楽天電波とau電波の判別方法と掴み方

楽天モバイルの割当電波はエリア展開的には不利

楽天が割り当てられている電波は建物の中に浸透しづらい特性。プラチナバンドと言われる700~800MHz帯の電波を割り当てられている3社に比べると不利。

プラチナバンドを割り当ててもらうには、契約者数という数の力が大事。大赤字でもなんでもいいので利用者を増やして実績を作ることで、次回の電波割当競争を有利にしないといけません。楽天モバイルが端末を安くバラマキ、利用料を1年間無料としている理由です。

楽天とauの契約は2026年3月末まで

2026年3月まではauとの契約がありますが、その後は山の中や海岸沿いなどでは使えないエリアがかなり残るはずです。

2026年を待たずに、すでにauのパートナー契約を終了したエリアが都内などで増えています。室内での電波状況が悪ければ、解約に至る人もいるかも知れません。

複数台持ちなら楽天モバイルはサブ以上の価値

たまトラはスマホは複数台、電話契約も複数会社を使うということをおすすめしています。なにかトラブルがあった時でもスマートに対応できるからです。多少の手間と余計な知識は必要になりますが、「すべてを満足させるサービス」を求めるよりも、補完するサービスを自分の都合に合わせて組み合わせれば低コスト・高品質に使える。という考え方です。

楽天は電波の不安以外は、特筆できる良いサービスを提供しています。

  • 基本料金0円(1GBまでの利用)
  • rakutenLinkアプリを使うと通話無制限。タダ
  • 楽天の電波を使えばデータ通信無制限(1日10GB)
  • 楽天市場のポイント増量1%
  • 楽天ポイント(限定含む)を料金支払いに使える

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