住信SBIのスマート認証登録。便利さと不便さ
住信SBI銀行にはスマート認証という機能があります。セキュリティを高めるために住信SBI銀行のスマホアプリを使います。
素早く見るための目次
スマート認証の機能
利用者がなにかアクションをした時に、住信SBI銀行からスマート認証アプリに通知。この通知を利用者が承諾操作すると本人確認がされたとして、アクションが実行されるという仕組み。高いセキュリティを確保できます。
気になるのは、スマホを紛失したり、故障した場合。その場合でも住信SBI銀行サイトで操作をすれば、スマート認証自体を解除できます。どうにもならないという状況には陥らない仕組み。個人利用としてはちょうどいい線引で運用されます。
追記)2021年4月末からスマートプログラムのランク2以上だと、「スマート認証NEO」が優遇判定に追加されます。月末時点で判定するため、アプリが好みでない場合は毎月末にアプリ登録、翌月解除を繰り返すことでスマートプログラムの優遇判定を満たせます。
スマート認証の操作感
認証番号表が不要になり便利
重要なアクションをした時にスマホアプリに通知が入る。これをタップして承諾するだけなのでSMS認証より簡単。楽すぎて、自分の操作じゃない第三者が操作したのに、うっかり承諾してしまう心配をしたほうが良さそうなくらい。
もうひとつ楽になるのは、認証番号表が不要になること。スマート認証を登録していないと、暗号表の数字入力が必要ですがこれを省略できます。
スマホアプリとPCを併用すると不便
住信SBI用のスマホアプリで残高などが確認できます。アプリ単独で使うなら問題有りませんが、PCなどでWebブラウザを使う方法を併用すると不便です。
ログイン端末が変わるたびにスマート認証アプリでロック解除操作が必要です。この解除操作の許容時間が30秒と短く、IDと複雑なパスワードを入力していると時間切れになってしまいます。単純なパスワードに変更するのはセキュリティの低下になりますし、コピペでパスワードを入力するのは他のアプリに情報を抜かれる可能性があるため避けたい。
パスワードに大文字、小文字、記号、数字など混在させていると、スマホのキーボードからの入力に時間がかかります。
認証に連続で失敗すると、一定時間のロックが掛かってしまうためかなり不便。
改善案としては、30秒、45秒、60秒など利用者の希望でロック解除時間を設定できるようにすること。
とりあえず運用としては、スマホアプリだけ、PCだけというように同じ端末でのみアクセスする。異なる端末を使う際には素早い入力ができるように準備しておく。極端ですが、別端末を使う前に単純なパスワードに変更して、スマート認証&ログイン後すぐに複雑なパスワードに再度設定するという使い方もありです。
スマート認証の解除は簡単
webサイトで住信SBIにログイン後、解除ページから操作します。
- 生年月日
- web取引パスワード
- 認証番号表
を入力すると、「ワンタイムパスワード」を求められます。パスワードがメールに届いているので入力すると解除完了。
簡単です。利用状況に応じてアプリを使ったり使わなかったりを使い分けることが可能。
スマホアプリのバージョンアップでPC不要に
スマート認証アプリの不便さは、PCと住信SBI銀行スマホアプリを併用するとそれぞれ認証が必要なことでした。最近、住信SIB銀行のスマホアプリが機能アップされ、PCを使わずスマホだけでも大半のことができるようになりました。
スマホだけで利用すれば、「スマート認証アプリ再ログイン時のパスワード入力時間が短い」問題を回避できます。
スマート認証登録での失敗
認証のSMSが届かない
スマート認証操作設定のためには、登録してある携帯電話へのSMS送信、もしくは通話着信によって本人確認がされます。
今回は、何度かこの操作をやっても一向にSMSが届きません。通話着信もだめ。
もしかして携帯電話の不具合かもと、別の電話からかけてみたところ携帯電話への着信ができます。携帯電話は正常。
ということは、電話番号が間違っているのかも。で確認してみると
080-1234-5678 のところを 090-1234-5678 と誤った登録をしていました。
訂正するには旧番号へのSMSが必要
住信SBIサイトで電話番号を訂正しようとすると、なんと間違って登録している番号へのSMS認証が必要と表示されます。
間違って登録したり、電話番号を解約したときにはサイトで訂正できません。
問い合わせてみる
- よくある質問(Q&A)で検索
- 「電話番号変更」で検索すると「カスタマーセンターまでお電話にてご連絡いただき、電話番号の変更手続きを依頼してください」という案内表示
- 電話で問い合わせ
- 事前に「支店コード」、「口座番号」、「テレホンバンキングパスワード」、「認証番号表」を用意。以前の経験を活かしました
電話で事情を説明。自動認証(パスワード等の入力)を済ませると、その場で正しい電話番号に訂正してもらえました。
まとめ
2021年4月から優遇判定を考えるとスマート認証は必須。最初は多少不便に感じる場面もあるかもしれませんが、セキュリティ的なことを考えればメリットのほうが大きい。
どうしてもスマート認証に馴染めない場合は、スマート認証は普段使わないようにし、月末にスマート認証を有りの設定にして優遇判定を受けるようにします。