KYASHカードを有料発行するメリットと費用を計算。無料招待あり
Kyashは登場当初は2%という高還元率とクレジットカード還元の二重取りで人気になりました。
その後内容変更が続き、現状はクレジットカードに近い使い勝手ができるプリペイドカードに変化しています。
Kyashの魅力の一つがVisa/Mastercard/JCB/AMEXブランドのクレカをKyashに複数登録することで、必要に応じてアプリで簡単に切り替えができること。
例えば、1%還元のToyotaWalletカードのチャージに直接クレカを登録せずにKyashを経由することで簡単にチャージ元クレカを変更できるのが便利。
本来ToyotaWalletはVisa/Mastercardのみからのチャージですが、Kyashを経由すればJCBやAMEXからもチャージ可能になります。
素早く見るための目次
Kyashカードの概要
Kyashは登場当初から比べると複雑になり、簡単に全容を説明できないサービスです。
今回の注目点はクレジットカードからのチャージでの使い勝手ですので、要点を絞って記します。
Kyashカードは3種類
- Kyashカード
- 発行手数料900円、5年ごとに再発行手数料900円(無料発行可能)
- 3Dセキュア2.0対応
- 通常プリペイドが使えないガソリンスタンドやホテルでも使える
- 還元:Kyashマネー1%、Kyashバリュー0.2%
- KyashカードLite
- 発行手数料300円、5年ごとに再発行手数料300円
- 3Dセキュア2.0対応(2022年11月15日から)
- 還元:Kyashマネー0.5%、Kyashバリュー0.2%
- KyashカードVirtual
- 発行手数料0円、5年ごとに再発行手数料0円
- 3Dセキュア2.0対応(2022年11月15日から)
- 還元:Kyashマネー0.5%、Kyashバリュー0.2%
還元は2種類
- Kyashバリュー
- Kyashで支払いの際に、クレジットカードからチャージさせた金額に対する還元
- Kyashマネー
- Kyashで支払いの際に、銀行口座、ATM等現金で残高チャージした分に対する還元
Kyashカードの維持費を還元で満たすには
クレジットカードに近い使い方ができる「Kyashカード」の発行には900円かかります。発行後5年経過すると再発行手数料として再度900円かかります。
つまり年間180円の維持費がかかるカードとみなせます。
当初は2%還元だったKyashですが、現状はKyash決済時にクレジットカードからチャージする設定での還元がKyashバリューとして0.2%。月の還元上限は100円相当のため利用額は5万円が目安。
年間180円(5年間900円)の維持費をKyashバリュー還元で賄うのには
180円/0.2%=9万円
年間9万円の支払いをすれば還元額と相殺して年間維持費0円。
年に何度も300円を付与してくれる
利用者の使い方によるのか、年に何度も300円を付与してくれます。
履歴には「Kyashバリュー(期限付き)」と記録されています。期限付きなのですぐにToyotaWalletにチャージしたりamazonギフト券を買ったりしています。
おそらくアクティブユーザー数を増やすのが目的。わずか300円でアクティブユーザー数を稼げるのならKyash運営側にとってメリットが有ると思われます。
還元ではなく利便性を目的にしても価値がある
Kyashカード維持費900円をKyashバリューの還元で満たすには、
900円/ 0.2%=45万円
5年間で45万円の支払いをすれば発行手数料900円を回収できます。
利便性については人それぞれ使い方があるとは思いますが、たまトラ的にはKyashアプリでのチャージ元クレジットカードの切り替えが簡単なこと、JCB/AMEXからチャージ可能なことがメリットと感じています。
ToyotaWalletカードにチャージする際に、チャージ元のクレジットカードを変更しようとするとその都度カード番号や3D認証が必要で面倒に感じます。Kyashを通せばKyashアプリ側でクレジットカードを切り替えるだけなので簡単です。
Visaしか使えないRevolutチャージ用に便利
Revolutのチャージが2022/12/27からVisaのみに限定されました。
KyashはMaster、JCB、AmexをVisaに変換する能力があるため、Revolutへのチャージ用に便利です。
無料招待で900円還元
こちらから申し込めば招待扱いとなりKyash cardの発行料900円相当がポイントで還元されます。ポイントはKyash残高にチャージすることで支払いに使えます。
- 招待からKyashアカウントを作成する
- 銀行口座の登録を行い銀行口座から累計5,000円以上の入金すると900ポイントが還元されます
還元対象外になる場合
- 招待で電話番号登録を完了後、1週間以内に会員登録を完了しなかった
- 紹介された人が招待ページで電話番号登録をしなかった場合、または電話番号登録時の電話番号でKyashの会員登録をしなかった
- すでにKyashに会員登録をしたことがある
まとめ
Kyashの3大メリット(個人的に)
- ToyotaWalletやRevolutなどVISA/MasterCardブランド限定のチャージ先に、Kyash経由でJCB/AMEXブランドからチャージが可能になる
- Kyash自体にチャージするカードを毎回登録しなくても事前に5枚登録できて、必要に応じて切り替えられる機能が便利
- 3Dセキュア2.0に対応しているため、ToyotaWalletにチャージできる。還元率を多重どりできる。
2022年11月15日からLiteとVirtualにも3Dセキュア2.0対応になったため、Kyash Cardを900円かけて発行するメリットは薄れています。
ICチップカードが欲しい場合にはKyash Cardを発行するメリットがあります。
5年毎のカード更新料900円(年あたり180円)も不定期300円の配布がしばらくは見込めそうなので十分ペイできそうです。
不定期300円配布が無いとしても、5年間で45万円の支払いがあるのなら、Kyashカード5年間900円の手数料をまかなえます。
ただしKyashの内容変更は短期間に大胆に行われるため、Kyashカードの更新手数料が値上げされたり、Kyashバリューの還元率が0になったり、還元上限額の引き下げられる可能性は十分あります。
Kyash会員登録が初めてなら招待扱いで900円の手数料は実質無料になるので、迷わずKyash cardを発行です。