Android2.3でもOpera miniを使えばhttpsサイト閲覧可能
Yahooをはじめとする多くのメジャーサイトに古いAndroidのブラウザで接続するとエラーが出るようになりました。セキュリティを高めるのが目的。
今でもAndroid2.3を使っている人は、古いOSではいろいろ問題があることを知った上で、限定された用途で使っているはず。ちょこっとブラウザで閲覧したい時に、TLS1.2接続できると便利です。
Opera mini ならTLS1.2接続可能
Android2.3でGooglePlayサイトからOpera miniをダウンロードできます。実際にYahooのテストサイトに接続してみたところ「対処不要」の表示。つまりTLS1.2接続が可能で安全という判定。
ネットに安全な接続(暗号化接続)ができるか確認しよう | たまトラ |
より詳しい情報が得られるSSL Labsのサイトでも試しました。TLS1.2対応と表示されます。(画像クリックで拡大)
試したAndroid2.3は、docomo SC-01C(ver2.3.6)、au IS14SH(ver2.3.5)の2機種
VPNで処理されている
自分のIPアドレスを表示させるサイトにアクセスすると北米のIPアドレスが表示されます。OperaのVPN機能を利用してhttps接続しているようです。
P-01D (Android2.3.4)
OperaMiniバージョン20.0
Operaは中国企業に買収されているのが不安
Operaはノルウェーで開発されたブラウザです。他のブラウザにはない先進性、自分の好みにカスタマイズできる機能で、市場シェアは低いものの人気のあるブラウザでした。
2016年に中国企業の奇虎360に買収されてからは、日本人の多くはOperaから離れたと思います。中国が悪いというわけでありませんが、中国企業は日本の感覚とはかなり違った価値観での運営をします。ブラウザから得られる個人情報をどう使うのかが心配。
Opera miniを使うときは、金融情報や、人に知られたくないような個人情報を表すようなサイトを避けるようにします。一般的なblog、企業サイト、wikipedia等を見るのなら、興味の対象は把握されてもそれ以上の個人情報は心配ないはずです。Android2.3を使っている時点でメイン機とは考えにくいので、ちょこっとブラウザで閲覧するという使い方であれば問題ないでしょう。
まとめ
webサイトへのアクセスするとエラーが出て使えない。という状況を一応使えるように改善してくれるOpra miniは貴重な存在。何らかの情報がOperaに抜かれているかも?というくらいに割り切って使えば有用なブラウザです。