階段の踊り場の蛍光灯をLEDに替える
3Fの一戸建て。階段の踊り場に20Wの直管型蛍光灯が1個設置されています。1,2,3Fあわせて3本。 暗くなると自動点灯し、明るくなると自動消灯するタイプ。
この直管型蛍光灯をLEDに変えた場合のメリットについて記します。
素早く見るための目次
点灯条件
昼夜の長さは年平均でそれぞれ12時間。日の出からしばらくしてから明るさを検知して消灯、日の入り前の薄暗くなる時点で点灯していますので、一日の点灯時間は平均13時間。雨天曇天など暗い状況も考えるて1日の点灯時間は14時間とします。 年5,110時間の点灯。
LED化のメリット
- LEDは長寿命なので交換頻度を減らせる
- LEDの省エネ効果で電気代が1本あたり年間1,530円お得
交換頻度を減らせる
蛍光灯の寿命6,000時間、LEDの寿命5万時間とすると、 交換頻度は1/8くらいになります。 年間の点灯時間が5,110時間ですので、蛍光灯は毎年1回交換。 LEDなら10年に一度くらいで済みます。
脚立に上って作業するのが難しい年代になると、交換頻度が低いのはメリット大。 便利屋さんに交換を頼むと出張費・作業費で1回5,000~8000円程度が相場。 単純な作業なのに高く感じるかもしれませんが、これを生業にしようとすればこのくらいの料金になるのは納得できると思います。
省エネ効果
蛍光灯20Wに対してLEDは10W。 その差10Wを年間で計算すると、 10W x 5,110時間 x 29.93円/kWh = 1,529円。
3本ありますので、合計4,588円を年間で節約できます。
デメリット
高級な蛍光灯(20W直管で500円以上の物だと1500lm)に比べると、多少暗い。 安物の蛍光灯を使っているなら、明るめのLEDにすれば差は感じないと思います。 実際に、とあるお宅では差は感じないそうです。
明るさを確保したい場合は、蛍光管だけを取り替えるのではなく、ユニットごと取り替えてLEDを2本タイプにするといいでしょう。蛍光灯のように安定器やインバータ回路が不要なので、LEDのユニットは低価格です。
直管型LEDは蛍光灯に近い価格にまで下がってきています
20W直管型蛍光灯は100~500円。安いものは1000lm程度。
今回購入したLED蛍光灯は1,000円です。 1000lm。
価格差は最大900円ありますが、上で計算したように電気代だけで年1529円節約できますから1年足らずでLEDの方がお得になります。 寿命も長いのでさらにお得度は上がります。
実は寿命の定義はややこしいので、素直にメーカー公称値を採用
寿命の定義というのは、様々なやり方があります。 照明機器単品で考えるとMTTF、蛍光灯単品ならMTTF、LED素子ならMTBFが一般的でしょうか。信頼水準の取り方もたぶんまちまち。
蛍光灯は点灯時に一番ダメージを受けるので、寿命5000時間のうちに何千回もon/offすると、はるかに短い時間で故障するはずです。
メーカーの公表値は一般にわかりやすいように、5000時間のように数字で表示されています。
より正確な数値を求めようとしても、メーカーから細かい情報を入手するのは難しいでしょう。
素直に、カタログスペックの5,000時間、5万時間を単純に比較するのが賢明。
メモ
電気料金
東京電力の契約BCの300kWhを超過した料金で計算。
昼と夜の長さの年平均は同じか
ざっと考えると同じはずですが、実は細かく考えると差はありそうな気がする。気になる人はこちらを
昼の長さ、夜の長さに特化したサイト