お隣の照明が点灯するとTVが映らない
知人宅に設置したベランダアンテナ。記事
以前はTVを問題なく視聴できていましたが、最近お隣の部屋照明が点灯するとTVが映らない状況に。
受信者から見たアナログと地デジの違い
アナログ時代は電波強度を確保するために屋根など見通しの良い場所にアンテナを設置することが必須でした。
地デジはかなり電波が弱い場所であっても、ブースターで信号を増幅してやればきれいに映ります。 多少のノイズならデジタル処理によって訂正し、きれいに映像を表示できる能力があります。
アナログはブースターで増幅するとノイズも一緒に増幅されるため、効果が今ひとつでした。
これがアナログとデジタルの大きな違いです。
照明がTVに影響を与えた例
宮城県の商店街の街路灯をLEDに取り替えたら、テレビやラジオの受信障害が発生したことがあります。詳細はJC.netにて
要約するとLEDは直流で動かす。交流から直流に変換する時にノイズが出る。このノイズが大きな影響を与えた。
お隣の照明の影響
お隣の室内照明が点灯すると、電波が弱いチャンネルが信号レベル低下で映らなくなる。
アンテナは2Fのベランダに設置。アンテナとお隣の2Fの照明位置との距離は推定5m。ちょうどアンテナの向きの方向に照明器具がある状態。
症状は、照明が点灯するとアンテナ信号低下、消灯するとアンテナ信号正常と、完全に相関が有ります。
おそらくお隣が中華製の安物LED照明器具を使うようになったんでしょう。
こちら側のLED照明のON/OFFでは全く影響が出ていません。国内大手メーカー品ですので周りへの影響は神経質なくらい考えて設計されているはずです。
中華製品は安く作るためなら周りの影響は知らんと言うような商品もあります。そういう商品でもニーズはありますのでまあしょうがないです。
ところで、お隣のアンテナは照明の影響は受けていなんでしょうか?
見てみると指向性の強い多素子アンテナを3F建て屋根の上に設置。更に2m以上あるポールの先に高く設置しています。 ノイズ発生源からアンテナまでの距離が十分取られて、アンテナの強い指向性からすると影響は受けないはずです。
対策と結果
ノイズ発生源(お隣の照明)に影響を受けない場所にアンテナを移動する。
結果:全く影響を受けなくなりました。解決済みです。
おすすめの道具やパーツ
特にお勧めは同軸ケーブルストリッパー。これがあると無いでは作業時間が全く違います。ケーブルに合わせて調整すれば、皮むきが数秒でできます。