トヨタディーラー店にあるau(pipit)は何ができるの?
トヨタの車を売っているお店にauのマークを見かけます。
携帯のauがなぜ? pipit店では何ができるの?
素早く見るための目次
トヨタ店のauでやれること
修理の受付以外は、auショップとほぼ同じ。
解約、新規契約、機種変更、名義変更、持込機変、料金支払いなどができます。
お店によって内容が異なる場合があります。事前に電話で問い合わせておけばスムーズです。
担当者が少ない店が多いので利用側も配慮を
au担当は1~2名程度と少なく常時接客できない、車販売営業メインの人がサブでau業務を行う店が多いようです。
利用するpipitに事前に電話して担当者さんの空き時間を確認します。来客待ちで担当者さんにロスタイムを生じさせないようにきっちり時間を決めて店に行きます。
マニアが思いつくような込み入った内容の質問等は避けましょう。auオンラインサービス、お客様サポート(電話157)でできない事に絞って利用がおすすめ。例えば、解約・名義変更等の手続き。新規契約・MNP転入は喜ばれると思います。
auショップのような専業ではないということを利用者の方も配慮すれば、スムーズで気持ちのよい接客を受けることができます。
実際に手続きしてみた
某日、9時開店のトヨタ店。開店直後は電話応対や朝イチの作業があるので、手が空くであろう時間帯を待ちます。
- 9:30に電話をかける
- たまトラ:「auの解約をしたいのですが可能でしょうか?」
- お店:「可能です。お車の担当は付いておりますでしょうか?」
- たまトラ:「担当者さんはついていません」、「au担当者さんの受付可能時間帯が有るかと思います。空き状況はどうでしょうか?」
- お店:「au担当から折り返し電話を差し上げます」
- 数分後に折り返し電話有り
- お店:「au担当の◯◯です。11時から予定が入っていますのでそれまでにおいでいただくことは可能でしょうか?」
- たまトラ:「それでは10時過ぎ10:15までには伺います」
- 10:10 店に到着
- たまトラ:「auの手続きに来ました。◯◯さんはいらっしゃますか?」
- 担当の◯◯さんは40歳代の男性でauで見ない感じのタイプ。車のセールスマンというのがしっくりきます。
- すぐに受付カウンターに案内され最初にコーヒーを勧められました。申し訳ないのでお断りしてすぐ手続き開始です。必要な情報と本人確認証を提示。
- 10:20 解約完了
- 入店から10分で手続きできました。速い!
お話を伺うと、普段は車のセールスがメイン。必要に応じてau業務もやっている。他にはau業務担当は居ないので一人で応対。
やはり事前に担当者さんの都合を確認しておくとスムーズです。
なんとなく入店しにくい。でも大丈夫
pipitの業務も大事な商売です。喜んでお客さんを迎えてくれます。ずんずんと入店しましょう。
自動車店で携帯・スマホの話をするのは場違い感がありそうと思われるかもしれません。実際、受付カウンターはau業務・自動車業務は同じ場合が多い。ただ、自動車購入の相談はたいてい展示車のそばのテーブル等で行われるものです。受付カウンターで自動車購入相談をしている事はめったにありません。つまり、思ったよりは場違い感はないということです。もしも場違い感を感じたら、それは自分だけが感じていることです。
pipit店利用のメリットは
- あまり待たされない。
- 長々説明しないといけないようななお客さんは来店しない。普通はauショップに行きますよね。
- トヨタ車購入者の場合、次回の自動車購入につなげるために自動車の営業マンがauのことも微に入り細に入りサポートします。カウンターで長くやり取りすることはありません。
- auショップが無い地域にpipitがある。
- auにしてみれば、この地域にはpipitショップがあるからauショップは設置していませんよ ということ。pipit店を積極的に利用しましょう。
- デメリットはauStarから来店予約できない
- auショップのように混雑していないことが多いので、予約できないことはさほど弱点にはなりません。auStar予約
auショップ検索でリストに出てこないpipitでもOK
この検索でリストに出てこないと、auショップ的な業務ができないお店のなのかなあ? と考えてしまいます。気になったので、リストに無いpipit7店舗に問い合わせてみました。たまたまかもしれませんがすべてauショップ的な業務OKでした。
近所に利用したいpipit店があるのなら電話をかけてやりたいことを伝えてみましょう。対応できるかどうかを答えてもらえます。
なぜトヨタ店にauが
トヨタ販売店でPHSのアステルを取り扱ったのが起源。電力会社が主体となってスタートしたアステルグループにトヨタグループの日本高速通信が出資していたため。90年代は携帯電話事業が世界中で立ち上がった時期で、資金がある企業はとりあえず参加しとかなきゃという状況でした。
アステルは事業的に失敗で清算会社になりサービス終了していますが、トヨタグループの日本移動通信(IDO)をトヨタ店で取扱うことで業務拡大。IDOはDDIグループとなり、更に国際電話KDD・第二電電と合併してKDDIグループになっています。KDDIグループの携帯ブランドがau。こんな流れでトヨタ自動車の販売店にauの看板が出ているわけです。