電気自動車の高速レースFomula-E

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電気自動車のレースというのは30年以上前からあり、ゆっくりとした速度でバッテリが切れないように走るというモノでした。
ここ10年ほどでバッテリやモーター、コンピュータ制御技術が向上して、レーシングマシンとして見世物にできるレベルになってきています。


F1は一時チーム運営費が年500億円と高額になり、費用節減のために様々な制限が加えられてきています。テスト走行制限、エンジンの使用台数など。
80年代半ばには1500ccターボで1000馬力を超えるところまでいき、エンジンパワーも規制をしないと人が操るのは難しくなってからずいぶん経ちます。

そんな規制だらけのレースは技術から見るとやっぱり退屈。技術者の思い付きをとことん入れられる未成熟な技術による競争が見たい。
電気自動車は、90年代のパソコンのようなものでこういうことをやりたいという技術者の希望に対して、まだ性能が追い付いていない状態。こういう状態こそが一番面白い。

2014年からFomula-Eが始まります。
「リチウムバッテリーのみを動力とするフォーミュラーカー(車輪とドライバーが剥き出しになっている電気自動車)によるチャンピオンシップのことで、2013年にデモ走行を開始し2014年から10チーム20名のドライバーで開催予定」参照

レギュレーション案

  • マシンの最低重量は780kg(ドライバー含めて)
  • モーター出力はフォーミュラ3と同等レベル
  • 1レースは15分
  • サーキットにはロングストレートを設けない

見世物として人気を集め、レース参加側にとって投資に見合う宣伝効果があると思わせるためには、運営者が相当優秀でないとうまくいきません。自動車レースは歴史が長く、興味を持ったり、参加している人たちの大半は保守的。 内燃機関に比べて音や、技術の違いが抵抗感になってショーとしてはなかなか大変そうですが、うまくいけば爆発的な技術向上を見ることができそうです。

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