スマホで絶滅するかと思った後付カーナビ。2~3万円の格安機に需要有り

このページには広告が含まれます

Googleマップのカーナビ機能が発表され、7インチクラスのスマートフォン・タブレットが1~2万円程度売られ始めた時点で、後付ナビは終わったと思いました。

2万円台のカーナビはシンプル

amazonを眺めていると2万円台のカーナビが意外と人気。

スマホにアプリを入れていろいろ管理するのは面倒だと思う人には2万円台のカーナビはいい選択です。

後付カーナビとしては、取り付けが簡単、機能もシンプルで操作が簡単。あれこれ望めば不足するかもしれませんが、単なるカーナビなら十分。

メーカー側から見ると、大量に売れるわけでもなく利益も小さい。技術的に新しいものは不要で、興味を引く機能(ビデオプレイヤー、ワンセグTV等)をおまけで付けて、採算ギリギリで生産する商品。

オートバックスのような自動車用品の販売ルートを確保するためには、販売商品数、売れ筋商品を一定以上揃える必要があります。パナソニック、イクリプス(富士通テン)、ユピテルはまさにこの線に沿った商品ラインナップです。

90年台に高性能で競ったパイオニア・アルパインもまだ存在

96年頃から高機能ナビで競ったパイオニアとアルパイン。当時は一式40~50万円。取付工賃が数万円というものでした。

現在は10万円前後の値付け。今だとこの価格にお金を出してくれる人はかなり少なそうです。両社は自動車メーカーの組み込み機がメインのため後付事業にはあまり力が入っていないという状況。

後付カーナビは意外と長く生き残る

国内メーカーというのがポイント。20年以上カーナビ市場で競い、車の過酷な環境でもきちんと動くように作られています。ノウハウも蓄積されていて品質も安定。

冷蔵庫のような白物家電に近いジャンルの商品になっていると考えると、国内メーカーの格安ナビは需要が長く続くかもしれません。

スポンサーリンク