送料無料、クーポン適用でどちらがお得かを計算する。意外とわかりにくい。
ネット通販はポイント付与やクーポン適用。送料無料ラインなどの条件がついて一見するとどのくらいお得なのかわかりにくくなっています。
実際の例でどうなるか計算してみましょう。
素早く見るための目次
条件
- クーポン
- 1000円引きクーポン: 2,000円以上購入で1,000円引き
- 2000円引きクーポン: 5,000円以上購入で2,000円引き
- 送料
- ショップ西:5,980円以上で無料、未満は540円
- ショップ海:2,700円以上で無料、未満は504円
- 商品単価
- ショップ西:448円
- ショップ海:548円
この条件でどちらで購入すると、商品一個あたりの価格が一番安いかわかるでしょうか?
計算してみます
購入単価をお得にしたいのなら、次の2つのいずれかに調整します
- クーポン、送料無料のどちらかを満たすライン
- クーポン、送料無料の両方を満たすライン
ショップ数×クーポンの種類×2つのライン=8パターン になります。
4パターンの簡易な一覧表にしてみると
今回はクーポンが2種類あるので、購入数を抑えたいときは1,000円引きクーポン、数が多くても単価を下げたいときは2,000円引きクーポン適用で計算します。
より細かい計算表で
欲しい数量と購入額の関係を、1個、2個と購入個数毎にいくらになるかを見たいので、細かく表にしてみます。
ショップ西、1,000円クーポン
表の説明
個数×単価(c)+送料(d)-クーポン値引(e)=合計額(a) 、合計額を購入数で割ったものが購入単価(b)
5個購入だと商品合計(c)が5個×448円=2,240円、送料540円を加え1,000円引きクーポン適用で、合計額(a)は2,240+540-1,000=1,780円。5個購入なので単価(b)は356円となります。
送料無料になる5,980円以上買わずに、クーポンの効果の大きい数量に抑えて、送料を払ったのが一番安い結果。
ショップ西、2,000円引きクーポン
2,000円引きのクーポンの効果が大きく、14個購入で単価が305円まで下がります。送料無料とクーポンの効果が最大化する6,000円ちょっとが最安
ショップ海、1,000円引きクーポン
送料無料とクーポン値引きが効く5個購入が348円で最安となります。
ショップ海、2,000円引きクーポン
送料無料とクーポン適用になる10個購入で単価348円。クーポンの効果と送料無料適用効果です。
一番安いのは
購入単価最安値は、ショップ西で2,000円引きクーポンを適用し、14個購入です。購入単価は305円まで下がります。
1,000円引きクーポンを使うなら、ショップ西より商品単価が2割以上高いショップ海のほうが安くなります。送料無料ラインが低いことが効いています。
数量が決まっている場合。例えば10個購入ならショップ海で2,000円クーポンが最安になります。
細かい計算はせず楽しく買い物を
実際のところ細かく計算したところで数百円・数千円の差でしかありません。計算するために貴重な時間を失うほうが痛い。 実際のお得よりも、得したー! という気持ちのほうが遥かに価値が高く、豊かな気分にしてくれます。
よほど単価の高いものでない限り、細かい計算はせずに楽しく買い物をすることをおすすめします。