セブンイレブンの自転車レンタル
便利さを売るセブンイレブンが自転車レンタルに参入。まずは都内6区200箇所から。
電車での移動が便利な首都圏では、駅から目的地の数kmを自転車でカバーできると劇的に便利になります。 このサービスは長く求められていますがなかなかビジネスとして成功していません。
理由としては首都圏の不動産価格の高さ。自転車置き場のスペースが百万・千万円単位になるので自転車を貸すくらいでは回収不能です。
人件費もネックになります。貸し出しました、戻しましたという簡単なことでも、きちんと確認管理するのは費用がかかります。数百円の収入では元が取れません。
今後こういうサービスに期待が持てるのは、Suicaのような強力な電子鍵と、スマートフォンのような情報機器を多くの人が持っていること。 鍵の貸出回収のような地味だが手間のかかることを無人化。空き確認や予約のようなやり取りを人を介さずに利用者が自分でできる。 これによって接客人員不要、情報を高度にやり取りすることで、スペース(土地)を無駄なく効率良く使えるようにできます。
料金
では、気になる料金を見てみます。
基本料なしの1回会員と月2,000円の月額会員の2種類。
電車で出かけて目的地までの歩くにはちょっと遠い場所に行くという、割と普通にありそうな使い方には1回会員。 往復60分で250円(150+100)というのは使いやすい値段です。
利用方法
ICカードが必要。nanaco、Suica、PASMOが使えます。
ICカードが鍵代わりになります
利用時間は自転車ラックに止めることで自動カウント
競合他社が電動自転車を使わないもっと安いサービスを投入してくるとか、多様化高度化することに期待。 雨の日でも利用しやすい付加サービス(雨具レンタル)とかも出てくると利用度が上がりそうです。