バスの乗換案内が地域によっては実用レベルに
電車の乗換案内は80年代にはPCで検索できました。フロッピーディスクにデータを入れた形で販売され、定期更新契約を結ぶとダイヤの変更のたびに新しいデータがフロッピーで郵送されます。その後CDになり、インターネットが普及し始めた90年台後半にはwebで検索という変遷。
電車は世界トップレベルの正確さ、全国かき集めてもさほど路線も駅もない情報なので乗換案内が成立しやすい。 ところがバス路線は、渋滞などで遅延が発生しやすい、路線が細かい、変更が頻繁にある、バス会社の多くは時刻データを加工しやすい形で公開していない、という情報化にはかなり手強い対象でした。
NAVITIMEのバス乗換案内は、実用レベルで使えるらしいという話。さっそく検索をしてみます。
神奈川県で検索してみる
バスだけで移動
乗換回数2~7回、運賃1,350円~2,620円、時間3:51~4:01と豊富な選択肢を提示してくれています。 実際にこの通り乗ろうとすると、バスの運行時間の微妙なズレでうまく乗り換えられない事もあるかもしれせん。 その時はスマホで再度検索すれば、ルートや乗換時刻の修正できますのでさほど問題にならないでしょう。
電車メインで移動
電車だと 元住吉→湘南台 バスに乗り換えて 湘南台→湘南ライフタウン
さすがに電車は安くて早い。570~710円、1時間弱、乗換1~2回。その後バスで250~300円、24分。 合計 820~1010円、乗換2~3回、1時間半。
四国や九州で検索するとバス停が見つかりませんエラー多発
NAVITIMEの、バス停留所検索したものを入れても「お探しのバス停が見つかりませんでした」とエラー表示される情けない結果。入力中に候補表示されるのでそれを選択してもエラー。
バス停留所検索サイトのバス停を入れてもエラー多発。 Googleマップでバス停を探してその名称を入れてもエラー。
たまたま、名称が一致すればルート表示されて使えます。
残念ながら大半のバス停が見つからないエラーなってしまい、実用性に疑問有り。あいまい検索的な機能があれば多少マシでしょうけど。 エラーが多すぎるため、何か使い方がおかしいのかと試行錯誤してみましたがダメでした。
どんなときに使うか
都市部なら実用性が有ります。
いままで駅から離れている場合タクシー使っていたのを、バスで安く移動する。バスに普段乗ることがないので、ちょっと楽しそうだし。
電車の運行が止まるときはバスは大混雑になるので、予備移動ツールとしてはあまり当てになりません。
一番使いそうなのは、乗換検索して へーとか、もっとこういうルートはどうだとか、検索自体を娯楽とすることかな。