自転車の空気入れが苦手な人の救済策
自転車の空気入れは誰でもできそうに思うかもしれませんが、使えない人はいます。力が弱かったり、細かい作業ができなかったり
自転車の空気圧を保つための方法をリストアップしました。
素早く見るための目次
おすすめの方法
電動空気入れがベスト
5,000円程度の中国製の電動空気入れを、空気入れが苦手な人に渡したところ使いやすいと満足してもらえました。月に1回程度の空気入れでいつも快適です。お気に入りで使っていましたが2年半ほどで故障。
空気入れにある程度お金をかければ、苦手な空気入れも快適だと理解してもらえたので、現在は「マキタ」の空気入れを使ってもらっています。性能品質は電動工具のトップメーカーでお墨付き。
見た目はごついですが1.1kgと軽量なので問題なく使えています。マキタを気に入ってもらえて、マキタのコードレス掃除機も購入しています。
amazonなら初期不良があっても簡単に返品できますので、どうしても馴染めない場合でも安心です。
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信頼性の高い工具を販売するボッシュではハンディタイプのEasyPumpが人気。
お手頃価格の小型ポンプ
バイク用品で知られるKIJIMAのエアポンプが価格、重さ、性能のバランスに優れています。https://www.amazon.co.jp/dp/B0BGN9PM99
バイク用がメインなので自転車の空気入れには余裕の性能
更にバルブを米式に交換する。キットで簡単
一般的な自転車(ママチャリ等)には、英式のバルブが付いています。欠点のひとつは空気入れの先端をセットするにはバネ式のつまみをつまむのに力がいること。これが指の力の弱った人には困難。普通の人には想像もつかないような弱々しい人がいるんです。
解決策はバルブを米式に交換すること。米式は自動車やオートバイにも使われています。
米式の利点は、空気入れの先端を取り付けるのに固いクリップをつままなくても良いこと。自動車用と同じバルブなのでガソリンスタンドの無料空気入れも使えます。
家庭用の空気入れでも、レバーロックタイプや、ネジを回すように取り付ける方法なので指の力がかなり弱くても大丈夫です。(実際に弱々しい人で確認済み)
英式バルブを米式に簡単交換できるキット。1,000円未満と低価格
交換は添付されている説明書に従えば簡単です。自信がなければ自転車屋さんに頼みましょう。簡単な作業ですのでamazonで購入して持っていけば低料金で請け負ってくれます。
前述の電動空気入れは英式・米式の両方に対応しています。
スーパーの駐輪場にある無料空気入れ
10年位前からちらほら見かけた駐輪場の無料空気入れ。
最近は近所の10店舗すべてに設置されています。他店が導入すれば競争に負けまいとして同じサービスが導入されるのは日常ですが、空気入れ設置競争も同様な状況。
英式バルブなので指の力が弱い人には厳しいですが、英式バルブでも大丈夫な人なら有効活用できます。
マンション住まいで駐輪場が1Fにある人だと、空気入れを1Fに持ち運んで空気を入れて部屋にまた空気入れを持っていくのが結構面倒で空気不足になりがち。スーパーの駐輪場の空気入れが出かける通り道にあるとやたら便利。ありがたいです。
自動で空気が入るエアハブ
中野鉄工所のエアハブは走行時のエネルギーで自動供給され、空気圧を常に一定に保てます。組み込み済みの自転車販売が殆どないのが残念。一時期ブリジストン自転車から販売されていましたが一機種で終わっています。部品での供給、組み込み済みホイールの供給が主。自分で自転車に取り付けるか、自転車屋さんに作業依頼するか。工賃まで含めると数万円と結構な値段になるのがネック。
Yahooショッピング パーツ 自転車本体組み込み済み
スプレー型空気入れ
スプレーで簡単にガスを入れられます。 欠点はゴムチューブからガスが自然に抜けやすいこと。CO2もLPGも空気に比べると抜けやすい。あくまで緊急用。
エアスプレーでとりあえず自転車を使えるようにして、用を済ませたら早めに空気を入れるようにします。滅多に自転車に乗らないなら毎回エアスプレーというのもあり。
LPGタイプなら、複数回使えて価格も安いのでママチャリにも使いやすい。 操作も簡単です。
二酸化炭素タイプはレース用でも使われています。一回使い切りタイプなので割高。ママチャリレベルで使うのはもったいない。
自転車屋さんで入れる
電動ポンプで楽に入れられるお店があれば利用しましょう。 無料ならベストですが、自力で空気入れができない人なら多少お金を払ってもいいはずです。 定期的な空気入れで馴染みになれば、整備なども頼みやすくなります。
穴場はスーパーの自転車コーナー。営業時間が長く、サービスもいいのでおすすめ。
上のLPGスプレータイプをひとつ持っておけば、空気が完全に抜けてしまったときにも対応できます。スプレーでガスを入れて、自転車さんまで行ってからガスを抜き、改めて空気を入れるようにします。
空気入れ不要なノーパンクタイヤ
空気がいらないタイヤなら空気を入れなくても良い。 ということでノーパンクタイヤ。
長所:パンクしない、空気を入れなくていい
短所:タイヤ部分で1kgほど重くなる。漕ぐのが多少重くなる。乗り心地が硬い。自転車フレームに負荷がかかる。
10年ほど前にイオンがノーパンクを大々的に扱ったことが有りますが、車体への負荷がきつくフレーム破損などの問題があったようです。
乗り味とか細かいことを気にしない人なら、選択肢に入れてみましょう。
射出成形でできた新しいタイプのタイヤ
KickStarterで資金募集中のEver Tires
樹脂製で中空になっています。空気入れは不要で、パンクレス。 軽量化も可能。 乗り心地やグリップ力は設計が良ければ一定水準を確保できそうです。耐久性も十分。 たくさん売れて量産すれば価格も安くなるでしょう。
樹脂なのでパンクという概念がありません。
樹脂製の中空タイヤは自動車では2000年はじめころからサンプル的な製品はあり、一部で実用化もされています