車が占めるスペース
自転車+竹フレームで自動車の占拠スペースを表現している人たち
言いたいことはわかります。 自動車を所有していて環境問題や渋滞などの交通問題を語っても説得力が無いのは確か。
それよりも、直感的にこれがものすごく危険な行為に見える。のはなぜ?と考えるのがおもしろい。
軽く車が接触しただけでかなりのダメージを負うでしょう。フレームの角に当ったらテコの原理でよりひどいことになりそうです。 自転車は進行方向に対する投影面積が小さいことが、安全性の確保につながっているとも言えます。
なら、人にダメージが無いようにしっかりとしたシート、シートベルトで固定したら・・・フレームが弱いため一定以上の衝撃がかかるとやっぱりダメージはある。
では、フレームもしっかりと作り、かつ衝突時にきれいにつぶれるようにし、人に衝撃が伝わりにくくしたら・・・軽量なためにふっとばされ、衝撃がさらに加わることでクラッシャブルゾーンが足りなくなってダメージは大きくなりそう
車両全体のバランスを考えて、下側に重心が来るようにし重量を2tくらいにして吹っ飛ばされにくくしたら・・・これは大丈夫そうに思えます。
ということで、普通自動車がトラックとぶつかったら同じ強度安全性であっても、軽量な普通車の方がより大きなダメージを負うと予想できます。 バスケットボールとビーチボールがぶつかればビーチボールは吹っ飛びます。 衝突時に衝撃吸収のための変形が最適になされればボール同士の比較のようにはなりませんが、衝撃時に変形量の少ないトラックの恐ろしさは想像できます。
日本で圧倒的に売れている「軽四輪」はかつて走る棺桶と呼ばれました。今ではだいぶ安全性が配慮されています。しかし、軽量というのはそれだけでかなり不利というのは変わりません。