たわしの金具部分が洗い物に当たらないようにする
最近はタワシを使う人が少ないかもしれません。でも、タワシはとても優れた台所用品。熱に強く、耐久性も有り、汚れ落とし効果も大きい。
フライパンを育てる・・・鉄製フライパンに油をなじませて使いやすくすること。これを維持するため、調理後熱いうちに濡らしたタワシで擦すって油も含めて一気に汚れを落とします。フライパンの熱が伝わり熱湯になることで、洗剤を使わなくてもきれいに油が落ちます。 手を濡らしてから、勢い良くタワシを動かせばやけどはしません。慣れないうちはフライパンに多少水をかけて多少冷ましてやれば安全かもしれません。
この時、ちょっと気になるのが、たわしの針金がフライパンにあたって金属音をたてること。 たまに当たるだけなので気にしなければいいし、当たらないように手を動かせば良いんですが、当たらないような動作自体が自分の動きに制限をかけるようで気持ちよくない。 技術系の人間としてはそもそも当たらないように改善したくなります。
タワシの金具を加工する
タワシは繊維を並べて針金で締め上げることで形が作られています。 この針金の端を輪っかにして、干すときに引っ掛けるられるよう工夫が凝らされています。 ただ、この引っ掛けが飛び出ているために、洗い物の方に接触する欠点となっています。
加工の前に下準備として、引っ掛け用の輪っかを取り付けておきます。
ペンチで金具部分を内側に折り曲げます。
こんな感じに内側に曲げることで、ほとんど当たることはなくなります。
白い輪っかの先の部分はカットします(写真なし)
タワシは使ったらよく干す
使用後のタワシはたっぷり水を含んでいます。どのくらい水を含むのか計測してみました。
乾いた状態:46g
洗い物直後81g。35gも水を含んでいます。乾燥状態の重さに対して76%。金具の重さを除けばもっと水分保有率は高いということ。
タワシをよく振って水分を抜いたあと61g。 まだ15g含んでいます。吊るしてよく乾燥させることが大事だとわかります。 このために輪っかを取り付けたんです。
乾燥は外干し。室内干しの場合USB扇風機で風を当てて速乾状態にしています。
タワシの製造工程。 かめのこタワシは、5分30秒あたりから