情報機器、電気製品のOFFはスリープモードで
プリンタ(ブラザーMFC-J6770CDW)の電源が入らないトラブルが発生。
症状
電源SWを押しても電源が入らない。
電源コードをコンセントから抜いて30秒後に再接差し込んで、電源スイッチを入れると電源は入る。しかし、電源をoffしますというようなメッセージが出て勝手に電源オフ。
原因・対処
メーカーのソフトウェアの不具合のようです。 ブラザーサイトに情報
対処ということで、ファームウェアの更新をしてみました。
対処後の状況
普通に使う分には、起動途中の電源OFF症状は改善。
しかし、電源SWを途中でガチャガチャ押してしまうと、問題の現象が再発します。 ファームウェア更新だけでは十分ではないということです。 ただメーカーはこれで解決という判断のようですので、使う側の工夫で対応することにします。
スリープモードの活用
情報機器の多くがスリープモードを持っています。情報機器に限らず、洗濯機、エアコン、電子レンジ、テレビ、オーディオなど大半が電源off = スリープ状態です。
こうなっているのは、コンピュータで制御しているため。 設計側からすると、ガチャガチャと電源の入り切りをして欲しくないのです。 スリープで使うと、利便性が高い、機器にも優しい。 ほんのわずか電気代がかかることを除けば欠点はありません。
スリープ状態で使うメリット
このプリンタの場合、3分で自動的にスリープモードに入ります。(時間は設定で変更可能)
- PCやスマートフォンから印刷操作をすると自動的に印刷動作に入る。電源をいちいち入れなくてもいい。少し離れている場所にあるのなら尚更便利で使いやすい。
- タッチパネルを触るとすぐに起動するので、電源スイッチを入れてスタンバイ状態まで待つ時間ロスがない。 コピーを取る時すぐに使えて便利。
- 恐らくインクの無駄遣いも減ります。電源offからonにするとしばらく放置しているとの判断になり大きなクリーニング動作が入る可能性が高いため。
- 何かの拍子に電源SWをガチャガチャやってしまうことがなく、動作不良になる心配がない。
ちなみに消費電力比較
スリープ:1.5w、 OFF状態:0.04wで、1日あたり1円の差。たった一円の差で快適に安定に使えるなら、スリープがお得でしょ。
無理強いはしないけど
いまでも電源をこまめに切る人は古くからの習慣を守っているタイプ。 スリープで使うほうが良いですよと言っても、習慣を変えるのはなかなか難しい。言われる方はストレスに感じるだろうし、無理強いしないほうが良いとは思います。
ですが、スリープ前提のこのプリンタはいやでもスリープで使うようにしてください。