乾電池の使い方
細かいことは抜きにして大まかな知識として
- 動きが悪くなったら電池は交換。液漏れして本体を痛める可能性。
- 長期間使わない機器は電池を抜いておくこと。液漏れ防止
- 保管期間が長いと性能が低下するので、まとめ買いはせず必要な分だけ(パック売りが多いので、3年以内で使い切れるくらいの量で買えばいいでしょう)
- 2本単位など複数電池で使う機器では、必ずまとめて電池を交換する事。古い電池と新しい電池が混ざると危険
(充電池やボタン電池の事は別の機会に書きます)
電池の原理
電池工業会 子供向けに詳しくわかりやすく説明があります
電池は作った時点から徐々にパワーが減っていく
- 化学反応を利用しているため、電池を使用しなくても徐々に化学変化が起きて電気は減ります
- 電池に推奨期限(年月)が書いてありますので目安になります
- この年月までに使い始めてくださいというもの。きちんと保管したらJISの規定の性能を保てるという期限。商品によって異なり3~10年くらい
- 買いだめはしないで必要なだけ買う
- 100円ショップの電池は持ちが悪いと噂されるのは、もしかすると一部の商品が長期保管品なのかもしれません
マンガン電池とアルカリ電池
- マンガン電池
- 容量が小さく大電流は出せない
- 電流を止めると一時的に起電力が回復する特性がある
- テレビリモコン、時計のような小電流機器向き
- アルカリ電池
- 容量が大きく大電流が取り出せる
- やや高額(以前ほどマンガ電池ンとの差は無くなり、単四だとアルカリの方が安い場合も)
- 容量が減ってくると液漏れしやすい。過放電時に破裂しないよう安全弁が開く構造のため
- 液漏れの成分は、水酸化カリウム。毒物扱い。強アルカリなので電極の腐食や機器の破損の可能性。
- 小電流機器で使うと液漏れの可能性。(マンガン電池を使うこと)
お勧めはしないけど
電池が減ってきてリモコンの動きが悪くなったりした時は、電池をセットしたまま電池を回転させると、一時的に使えます。あくまで一時的ですので新しい電池に交換してください。
廃棄
以前は乾電池には水銀が含まれていたためリサイクル指定になりました。現在水銀は不使用のためリサイクルする必要はないのですが、お役所というのは一度決めたことは根拠が変わっても継続するので、いまだにリサイクル回収としている自治体もあるようです。こういう無駄は見過ごされがち。