玄関鍵の不調。鍵と鍵穴の清掃で解決。掃除機が有能
玄関の鍵はほぼ毎日開け締めするため、少し調子が悪いと気になります。
違和感で一番多いのは、鍵の抜き差しがひっかかる事じゃないでしょうか。
今回は過去にない違和感で、抜き差しだけではなく鍵を回したときにも引っかかる感触。解決までの手順をメモしておきます。
定番作業を順番に行う
鍵の汚れを落とします。
鍵の金属部分にアルコールを吹きかけて油汚れを除去しやすくしてから、古歯ブラシでやさしく鍵の溝を掃除し、布できれいに拭きとり。
鍵の変形をチェック
使っていない新品保管のスペアキーと比較して変形を点検します。
(鍵の秘匿性のため一部モザイク処理)
写真のように少し変形があったため、新品スペアキーと交換しました。
新品キーでチェック。
新品キーでも鍵の抜き差しに若干の渋さと、鍵を回したときの違和感が少しあります。
どうも鍵穴に問題がありそうです。
鍵穴の掃除には掃除機。ノズルを鍵穴を覆うように当てて汚れを吸い出します。
隙間なくぴったり当てると掃除機の負荷が大きくなり、掃除機の安全装置が働いてモーターの回転数が下がります。密着状態を長く続けるのは掃除機にとってはあまり良くないので、密着・ゆるめるを3~4回繰り返します。
鍵を鍵穴に挿して抜き差しと回転のスムーズさをチェックしてみると、若干改善されています。
さらに「掃除機で吸い出し・鍵を挿してチェック」を3サイクル繰り返すとほぼ以前の感触に戻りました。
今回は掃除機の吸い出しで解決しましたが、もしだめなら鍵屋さんを呼んで相談です。5~10年ほど使うと鍵穴側が摩耗してくるため、ユニット交換になることが多いようです。
やってはいけないこと
鍵や鍵穴に一般的な潤滑剤(CRC556類)を吹き付けないこと。
鍵には汚れが付着しやすく、鍵穴には外部からホコリが入ってくるため、潤滑剤の油成分とホコリが一体化すると厄介です。普通の潤滑剤は鍵穴の部品の動きを悪くしてしまい、最悪鍵の交換が必要。
鍵穴専用の潤滑剤が安く売られています(amazon)
鍵が変形しているときに修正して使わないこと。
鍵の歪みを戻した場合、元の位置には戻らず少し伸びた形で戻ります。安い鍵ならゆるゆるなので大丈夫かもしれませんが、精密な鍵だと僅かな変形で鍵穴側の部品に負荷がかかり故障につながります。
スペアキーを多めに用意しておきましょう。