Yahooのサービス利用での還元が有効期限なしのPayPayボーナスに変更。ボーナス運用の効率がアップ
ポイント関連に興味ある人にとって価値が高いのはPayPayボーナス。PayPayボーナスはボーナス運用(投資)に使えます。
欠点は集めにくいこと。Yahooのサービスで15%還元のような大きなキャンペーンがあっても、付与されるのは投資に使えない「PayPayボーナスライト」です。
2021年2月からはYahooのサービスで付与されるのは「PayPayボーナス」に変更されます。これでボーナス運用資金を効率良く貯めることが可能になりました。
【一部誤った記述を訂正しました】
PayPayの電子マネーは4種類
名称 | 有効期限 | 出金機能 | 送る・わりかん機能 | ボーナス運用 |
---|---|---|---|---|
PayPayマネー | 無期限 | ○ | ○ | x |
PayPayマネーライト | 無期限 | × | ○ | x |
PayPayボーナス | 無期限 | × | × | ◯ |
PayPayボーナスライト | 60日 | × | × | x |
PayPayボーナス運用とは
最近流行りのポイントを株式指数などに連動させるサービス。PayPayの場合、PayPayボーナスを米国S&P500に連動させた形で運用できます。
PayPayボーナス運用は2021/5/28にスタートしたため、上昇トレンドに乗っており、参加者のほぼ全員が収益プラス。
他社のポイント投資と異なるのは24時間いつでも売買可能なこと。デイトレ、スキャルピングが可能。手数料が無い(建前上)ということなので手数料負けしにくいのもメリット。
PayPayボーナス運用は2種類のコース。穏やかな変動を楽しみたい人はスタンダードコースを。時間を買うということなら、変動が3倍のチャレンジコースを選べます。チャレンジコースだと頻繁に1日10%程度の変動があるので、娯楽的な要素もあります。
SP500の長期チャート(1986~2021)を見ると、急落は何度かありますが持ち続けていればプラスになるという過去の実績。
これを見れば、米国市場が日本の投資家に人気になるのがわかります。
ただ、国内証券会社を通して米国市場に投資しようとすると経費が高いのが壁に。売買手数料はだいぶ下がったのですが、為替手数料を含むとまだ高いため短期売買は厳しい。長期運用前提ならFXで為替ヘッジをすればリターンが期待できます。
娯楽として米国市場の変動を楽しみたいのなら、ポイント投資を使えば手数料等のコストを無視できます。
注意点は、ボーナス(ポイント)投資は本当の投資ではないので運営会社の思うがままのルールが適用されること。法的に守られない投資ごっこと割り切って、お小遣い程度の金額に留めるのが安全です。
PayPay証券上場へ
PayPayボーナス運用は、「One Tap Buy」が関わっています。ソフトバンクの関連会社です。名称は外国企業っぽいのですが、日本で2013年に起業され2016年にネット証券事業に参入しています。
YahooサービスのPayPayボーナスへの変更と同じタイミングで、社名を「PayPay証券株式会社」にする予定。すでにPayPayアプリではPayPayボーナスを自動的にPayPayボーナス運用に追加する機能も備えています。iOS14で備わったウィジエットにも対応。
PayPayボーナスの見直しやPayPayアプリの仕様変更などがOne Tap Buyにつながります。
PayPayボーナス運用の金額が増えると、One Tap Buyの取扱高(業績)のアップが見込めます。業績がアップすれば次は株式公開。
ソフトバンクは親子上場を繰り返して、巨額の資金を市場から抜くプロ。先進国の多くで親子上場は禁止されていて、他国ではブラックな手法です。日本では合法。単純に企業業績を上げるだけでなく、資本の活用で企業価値をアップさせるのも経営の一つのやり方とされています。