情報機器の新操作に馴染めないのは人によって要因が違う

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新しい操作系になじめる人と馴染めない人がいます。

何でも新しくなると否定する人は無視するとして、新しいものに抵抗感がないのに、うまく馴染めない場合を見てみます。

例1

PC歴30数年という人で若いころから、マイコン、ROM Basic、MS-DOS、Windows3.1、Windows95,98,2000,XP、(他にUnix、Mac、Linux)と順調に対応していた人。 この人でもWindows8にはどうしても馴染めないとこぼしていました。 ROMBasicからMS-DOS、MS-DOSからWindowsへの変化に比べれば、XPから8への変化なんて些細なものです。 それでもダメというのは、Windows時代(95から8までで約20年)が長く、その操作が完全に刷り込まれいるためでしょう。Windows8は従来とだいたい同じで、ちょこちょこ違うという事でイライラする。 自分で設定をいじる人なので、かなり変化した設定画面の操作性にストレスを感じていそうです。 加齢も原因かもしれません。

例2

Windows98、WindowsXP、Windows8(XP風設定)にスムーズに移行できた人。 しかし、スマートフォンにはどうしてもなじめない。タッチ操作が苦手なのか、文字が小さいのが原因なのか。馴染んでもらおうと10キータイプ、タブレット大画面タイプ、外付けモニター、外付けキーボード、外付けマウスも用意してみましたがやっぱり馴染めない。 意外なことに、2ヶ月ほどWindowsに似せて設定したLinuxをノートPC+マウス使ってもらったときは、違和感なく使っていました。 これがヒント。

要因は、初めて接したWindows98の操作=デスクトップ画面+標準ピッチキーボード+マウス という部分。この3点が揃う事が馴染めるかどうかの分岐点。

対応

例1の人は経験豊富で様々な情報を持っているため、原因を見つけて自分で改善できます。Windows8をやめてWindows7にするとか、好みの操作環境を構築する設定やツールの導入などで解決できます。

例2の人は外から観察する人がいないと、使いにくい理由が自分ではわからずストレスがたまりっぱなし。 観察してもらった結果に沿った機器を導入する。 Windowsのようにバージョンが上がる場合は、新環境での違和感を取り除く設定を誰かにしてもらう事が必要です。

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