プリンターのインクが出ない→ 故障判定 → 復活

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状態

ブラザーDCB-J132Nの黒インクが出ないトラブル。クリーニングを数回しても回復せず。

印字品質チェックパターンは、黒インクのみ出ていません。ちなみに説明書にこのパターンの説明が見つけられなかったので、正常印刷なのかどうかの判定に少々悩みました。同じような人にこれが役立つかも。

カートリッジを外してプリンタに装着した状態と同じように立てた状態でインク窓を見ます。 黄色い矢印が指しているように窓の中間辺りまでインクが有ります。インクはたっぷり残っています。

本体故障なのか、インクカートリッジの不具合なのか?

インクカートリッジは800円台と割と安いので試しに注文してみました。(実はこのプリンターでインクを注文したのは初めて)

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きちんとインクの重さを計る

今後のインク発注の情報に役立つ可能性が高いため、インクの重さは必ず計測します。メーカーに問い合わせるときにも、数値がある方がサポート担当の人にもスムーズな対応を期待できます。

もともとついていたインクカートリッジの重さを計量 37g

新品のインクカートリッジ39g

2gしか差がないです。やはり古いインクカートリッジにインクはたっぷり残っていました。

新インクカートリッジを本体に装着してみる。 結果は予想通り黒インクは出ません。

メーカーサポートに問い合わせ

安いプリンタの場合は、色々調べて時間ロスをするよりも、破棄して新しく安いプリンタを買うほうお得です。時間は貴重。

ただ今回は知人もブラザーを使っているため、今後の参考にということでメーカーに問い合わせてみました。 電話問い合わせで延々と30分待ったあとオペレーターに繋がりました。

一通り、トラブルシューティングをやっていたので手順を説明。 担当者の心の中としては、「それもう壊れてるよ」なんでしょうけど、そういう対応に立腹するお客も多い。曖昧な対応をでこちらの出方を伺う感じで苦しそうです。

「故障ということですかね。この場合修理は可能ですか?」 と話を進めると、ホッとしたように9180円で承りますとの回答。

意外に安い。プリンタが5,000円位なので、9,180円は高いと言う人もいるでしょう。でも人件費を考えれば格安。ヤマトが集荷に来てくれて、修理後返送の送料も含まれています。故障の状況がどうであれ機種ごとに一律の料金だそうで、安心して修理に出せる体制になっています。修理受付センター

ベタ黒印刷で解決

印字方式の違い。ブラザーはインク別体型

ブラザー以前にも何台もプリンタを使っていますが、大半がヘッドインク一体型でした。

  • 一体型ヘッド:印字ヘッド自体が消耗品扱い
  • インク別体型ヘッド:印字ヘッドはパーマネントタイプ。 ノズル内にエアが入ったり、供給チューブにエアが入るとインク供給ができなくなり印字不良になることがある

ブラザーは別体型なので、ベタ黒印刷をやってみる価値はありそうです。

ベタ黒印刷で回復

やり方:クリーニング動作 → ベタ黒印刷 を複数回繰り返す

複合機なので原稿台カバーを開いてコピー操作をすれば、A4に真っ黒(ベタ黒)印刷ができます。

「黒クリーニング操作 → A4サイズ紙全体にベタ黒印刷」 を4サイクル繰り返すと突如黒インクが出てきました。スジが入っているため、写真の印刷には使えませんが、文字印刷ならいけそうです。

黒は文字印刷に限定すれば使えるレベルに復活

印刷モードを3段階に切り替えて印刷したものを、スキャナで読み取った画像です(600dpi,グレースケール)。

見ての通り、最高画質なら文字は十分綺麗です。 復活ということでいいでしょう。

写真は黒がないと締まりませんが、黒不要の単色カラー印刷なら使えます。もともとカラー印刷はほとんどしません。画質を求める時はコンビニプリンターを使っています。

徐々にきれいに印刷可能に

確定申告などで30枚ほど印刷する機会があり、普通品質、高速品質と変化させて印刷してみました。 徐々に調子が良くなり現在は普通画質、高速印刷でもきれいに印刷できています。

プリンタが必須なら予備機を用意、またはコンビニ利用

仕事だと今でも書類のやり取りは多い。そういう場合はプリンタの予備機がおすすめ。なにか不具合があっても予備機でカバーできます。


5,000円前後で買える新品プリンター

予備機利用のコツは、しばらく使わないというのがトラブルの原因になるので、2台を交互に使うようにします。偶数月は1号機、奇数月は2号機というように。利用頻度が高いなら1週間単位で交互に使う。この体制ならプリンタ不具合を軽々切り抜けられます。

位置合わせ・画質などプリンタの違いが気になる場合は同じ機種を。気にならないなら別の機種のほうがトラブルに強くなります。

更に予備の予備としてコンビニでの印刷も事前に体験しておくと安心。難しくはないのですが、初回だと意外に手間取るもの。そんなときに限って急ぎの書類だったりします。準備は入念に。

参考:プリンターが壊れたらコンビニプリンターを利用

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