情報機器の電源はこまめに切らなくてもいい
スマートフォンやタブレットが普及して電源を切るという習慣はすっかり無くなった。 と思っていましたが、未だにこまめに切る人はいるようです。(ここでいうoffはスクリーンoffではなく、電源を完全に落とす操作を言います)
精神的な落ち着きを求めているのならしょうがないですが、省エネを意識しているのなら無駄な習慣。
PCはやりたいことに対して能力が不足していると感じる時代がかなり長く続きました。 あることができるようになれば、こんなこともやらせたいとキリがないので、能力不足は当たり前の状態。 処理速度の向上のためにCPUのクロック周波数がどんどん引き上げられ、2000年頃には冷却が大変なほどの発熱になり、消費電力も悪化の一途でした。 2005年あたりからマルチコアが一般に普及し始め、速度と消費電力とのバランスが一気に改善しています。 2009年ころからはスマートフォンの普及で、小さなバッテリーで複雑な処理もこなせるほどに技術革新が進みました。 昨年辺りからは、WindowsPCの消費電力が2Whと豆球やスマホに近いレベルにまで省エネになっています。
現在、情報機器は周辺機器も含めて、省エネ化は十分なレベルです。 細かく電源をon/offするより、勝手に省エネモード(スリープ)に入るなど賢い動作に任せておけばいい時代になりました。面倒なことは機械に任せて快適に使うのがお勧めです。