エアコンの電気代が高いか安いかは、まず計測してから!

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エアコンの電気代がもったいないので、なるべく高めの温度にしているとか、必要なときだけonにしているとか、24時間つけっぱなしのほうが安いらしいよ とか、曖昧すぎる会話では話が進みません。 部屋の構造、エアコンの性能、お手入れ状態で大きく異なるので結論は出ないんです。

まずは、現状の使い方でいくらかかっているのかを計測。その後良いと言われている使い方で計測。 比較すればどちらが省エネ、どちらが快適かがすぐ分かります。 温度計と電力計があればOK。 電力計は3,000円出せば精度よく測定できる物が手にはいります。

エアコンの消費電力を把握する

冷房24時間稼働で1日10~90円と安い

自宅のエアコンは7月から9月までは24時間稼働させています。

実際に計測した結果は

  • ちょっと暑い程度の時期なら1日10円程度
  • 7月の下旬から8月下旬のピーク時でも1日3kwh程度。電気代にして60~90円/日

安いですよね。アイスや清涼飲料水より安い。

エアコンの消費電力は建物の構造に大きく左右されます。上のデータは高気密高断熱を売りにした集合住宅の数値ですので消費電力的には有利です。

消費電力の計測は簡単

自宅のエアコンの消費電力がどうなっているかを把握しないと、適切な行動がとれません。シーズン中に、普段のエアコン運用方法で計測、その後24時間稼働で計測など、自分なりに考えた運用方法を試して、実際の消費電力を計測。

その結果から自宅に合うエアコン運用法を決めていきます。

電力計測は家庭用の簡単操作なもので十分。エアコンだけではなく様々な電化製品で使えますので、一家に一個は欲しい商品です。

サンワサプライ ワットモニター TAP-TST8N
定番商品。簡単に精度良く測定できます。

実際の測定例

エアコン設定温度のルール化

我が家の真夏のエアコン温度設定ルールです。24時間連続稼働。

  • 日が射し込む時間帯で、かつカーテンを開けているときは25℃設定
  • 日が射さない時やカーテンを閉めているときは26℃設定
  • 深夜27℃、就寝時28℃
  • 昼間2時間以上、人がいない時は+1℃

人によって寒暖の感覚は違うので、一人なら自分が快適になるようにルール化すればOK。複数人いる場合は、扇風機やサーキュレータも使いつつ、折り合いをうまくつけて。できるだけルールは単純にした方がうまくいきます。

ちょっと暑いから設定温度を下げようなどとと感覚に頼ると、室温の変動が大きくなり、結局不快なことになります。しかも電力も余計に消費。

少し寒く感じるときは、その場足踏み、ストレッチなどちょっとした運動をするだけで調整できます。おまけに筋肉に刺激が与えられて健康的。

温湿度計で室内環境をチェック

室温一定でも熱く感じたり涼しく感じたりすることはよくあります。温湿度計を室内の2箇所に設置しておくと、自分が熱く感じているのか、実際に室温が高いのかを客観的に見られるため、エアコンの温度調整をむやみにしなくなる効果。

温度は一定なのに暑く感じるときは、湿度が高いかもしれません。湿度計を確認していつもより湿度が高ければ、エアコンの除湿機能で調整すれば快適です。再熱除湿方式のエアコンは消費電力が大きいので注意。

24時間稼働の利点

室内の物体が熱を持たない

24時間稼働させると部屋の温度は常に一定以下。昼間に部屋の温度が30度を超えた状態だと、室内のすべての物がその熱を蓄えることになります。帰宅して冷房を入れてもなかなか冷えないのはこれが原因。エアコンつけっぱなしなら室内のすべてが一定温度以下なのでいつも快適です。

電力会社の電力平準化にも効果がある

暑くなってからエアコンをonにすると、同じような行動を取る多くの人によって、一気に電力消費が増加します。 これは電力会社の設備に過剰な負担をかけることになり、最終的に電気代上昇という結果を消費者がかぶることになります。 24時間稼働は、急激な電力変動をほとんど引き起こさない効果があります。

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