2023年2月から「新生ステップアッププログラム」ユーザーランク付け内容変更
新生銀行のユーザーランクは従来は3ヶ月に1回GAICAの1万円チャージをするだけでゴールドランクを維持できて簡単でした。2022年からランクが増えて条件も少し複雑になります。
概要
2023年2月から
最低ランクの「スタンダードステージ」でもATMの出金手数料が無料になります。
- 2023年2月6日から、回数無制限でATM出金手数料無料(キャンペーン扱い)
- 2023年4月1日から、月5回までATM出金無料
2022年5月から
- 1年単位でランク付けが決まる
- 3つのランクから5つのランクに増える。スタンダード、シルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドの5つ
- ランク判定は利用サービスの条件が各種有り
- 新生ステップアッププログラム
ランクごとの優遇内容
- ATM出金:シルバー以上なら従来どおり原則無料
- 振込手数料月間無料回数と有料時の料金
- スタンダード 1回、2回目以降214円
- シルバー 3回、4回目以降110円
- ゴールド 5回、6回目以降110円
- プラチナ 10回、11回目以降75円
- ダイヤモンド 50回、51回目以降75円
ランク判定
1年間の利用状況で翌年のランクが決まることが従来と大きく異る点。他社でもあまり見られない長期型のランク付けシステムです。
前年の1~12月の利用内容ランク付けされて、翌年の2月~翌々年の1月までランク適用。微妙なズレがあるのでランク維持のために細かく調整する人は注意。
ランク付け自体は下に列挙している条件のうちの一つだけ満たせば良いので、自分が資金を割り当てたい条件に集中すれば希望のランクを得られます。
判定期間を1年に限定してしまうと、ランクアップを諦めて他社に出ていく人が多くなると考えたのか、一部の条件は達成時の翌々月にランプアップできます。
★印は条件達成すると翌々月からランクアップ適用
- シルバー
- ★給与振込1回以上
- ★クレカや公共料金などの自動引き落とし6回以上
- ★プリペイドカードGAICAを10万円以上利用
- 預金等の資産年間残高が100万円以上
- 投資商品の年間判定残高が10万円以上
- ゴールド
- 預金等の資産年間残高が500万円以上
- 投資商品の年間判定残高が100万円以上
- 預金等の資産年間残高が100万円以上かつ、投資商品の年間判定残高が10万円以上
- プラチナ
- 預金等の資産年間残高が2,000万円以上
- 投資商品の年間判定残高が300万円以上
- 預金等の資産年間残高が500万円以上かつ、投資商品の年間判定残高が10万円以上
- 住宅ローンの残高がある
- ★住宅ローンの新規契約
- ★投資信託など一部商品の取引額100万円以上
- ★ラグジュアリーカードの利用1回以上
- ダイヤモンド
- 投資商品の年間判定残高が2,000万円以上
- ★投資信託など一部商品の取引額1,000万円以上
どのランクを目指すか
シルバー(ATM無料、他社振込3回無料)はライトユーザー向けの内容です。達成も容易。
GAICAはVisaのプリペイドカードなので、一部プリペイドにチャージできる可能性があります。手持ちのプリペイドカードにチャージを試みると良さそうです。1%還元のあるクレジットカードなら10万円で1,000円の還元を受けられることを考えると、ランクアップの価値が1,000円以上あると考える人向けの方法です。
自動引き落とし6回はクレジットカードを多数持っている人ならクリアしやすい条件です。
とりあえずこの条件をクリアして「SILVER」にしました。
達成月の翌々月から適用で、翌々年の1月まで適用されます。
例)22年9月に達成したら、22年11月からSilverが適用され、24年1月まで継続。
更に継続させたい場合は23年1月~23年12月に6回自動振替を行えば25年1月まで継続です。
プラチナ、ダイヤモンドを目指すなら指定商品の取引金額をクリアするのが近道。
対象商品は以下で、プラチナは100万円以上の取引、ダイヤモンドは1,000万円以上の取引が条件
- 新生銀行
- 仕組預金
- マネックス証券仲介口座の商品
- 株式投資信託
- 投資信託積立
- 外国債券
- 投資一任商品
保有残高での判定ではないため、値動きが少なく手数料が低額な投資信託を購入解約をすれば資金少なめでもダイヤモンドの条件をクリアできそうです。損益&手数料を0円にするのは難しそうなので優遇内容の価値と必要な経費を見比べて、ダイヤモンドを狙うかどうかの判断が必要。
プラチナ以下を目指す場合、auじぶん銀行の方が良いかもしれません。ATM出金10回無料、他社振込15回無料のプレミアムランクでも割と簡単に達成できました。