ahamoショックからわずか1日で対抗。日本通信が1,980円で先行開始
国内のMVNO(格安SIM)市場を切り開いた日本通信。予想以上の反撃です。
日本通信「合理的20GBプラン」
ahamoに対抗した内容を発表。
12月7日にプランの内容が決まりました。名称も12/10に「合理的20GBプラン」で確定。
- 開始時期:2020/12/10
- 月額:1,980円
- 月間データ量:16GB。ドコモがサービス開始するタイミングで20GBにアップ予定
- 追加データ1GBあたり250円。上限30GBまで
- 無料通話:70分/月
- 無料通話を超過分は30秒あたり10円
- エリア:ドコモと同じ(5Gを除く)
- 海外データ通信なし
- SMS送信料金
- 70文字以下:国内3円、国外50円
- 268文字まで段階的料金
- 手数料
- 初期手数料3,000円
- 解約金なし
- MNP転出3,000円
ahamoに比べて優位な点
- 月額費用が1,000円安い
- オプション無しで無料通話が70分付いてくる
- 古い3Gスマホが使える
ahamoに劣る点
- 平日昼休みの通信速度が遅くなる。ひどい場合は100kbps程度までを覚悟。これがあるから安いとも言えます。平日17~19時辺りも低速になる時間帯。
- データ上限を超えた場合は、ahamo1Mbpsに対して200kbps(推定)制限
- 具体的な速度の記載は無く、低速に制限するとの記載のみ
- 海外でのデータ通信利用はできない
- かけ放題のオプションがない
- ahamoは標準で5分以内のかけ放題。更に+1,000円でかけ放題にできる
- 5Gには非対応
- わずか20GBのデータ容量では高速5Gを活かせないので弱点と考えなくても良い
- 契約料3,000円、MNP転出料3,000円(ahamoは無料)
ahamoと同等な点
- データ量20GB
- 電波状況:ドコモの回線を使ったサービスなので、ahamoと同じ
- 手続きがオンラインで完結。日本通信は10年以上の実績あり
- 解約料無料
まとめ
日本通信としては株価維持のため捨て身のプラン。申込みが殺到しても簡単に設備増強はできないでしょう。
ahamoではなくあえて日本通信がおすすめなのは
- データ量は3~20GB
- 平日昼休み・夕方の通信速度低下を許容できる
- 月の無料通話は70分で十分
- 3Gスマホ・携帯を使いたい
MVNOの経営はかなり厳しくなりました。3GB以下の低容量・低価格・低速度で生き残るか、100GB超で低価格・中速度プランに可能性があります。