中国メーカーのモノクロレーザープリンタ登場で、5,000円割れも近いか
中国メーカーが独自技術でレーザープリンタを製造し、エレコムが販売だそうです。PCシェア世界一のLenovoが関与しているので品質もそこそこと予想。
税別1万円ちょっとですので、1年もすれば5000円近辺の戦いになるはず。消耗品ビジネスとの兼ね合いでもっと安くなっても不思議ではありません。 すでに国内レーザーも1万円割れ、インクジェットは5,000円割れ。
レーザープリンタは日本メーカーが70年代に開発した技術。80年代中ごろに100万円を割れる超低価格で出てきて衝撃的でした。当時は100万円は驚きだったんです。消耗品で儲けるカートリッジビジネスが導入され本体価格は新型が出るたびに低下します。花形だった電子タイプライターを駆逐して、PCを使った高機能英文ワープロ(セットで100~200万円)が米国で売れまくりました。その後、AdobeがDTP(デスクトップパブリッシング)ソフトをMacで動かしてレーザープリンタは巨大市場を形成。 Windows3.1をきっかけに、インクジェットも大きく伸長し印刷市場の拡大しています。
これだけ歴史があると、レーザープリンタの基本部分の特許のほとんどは切れ、周辺特許も避けられるレベルのものが大半なはずです。人件費の安い地域の製造業にとっては、モノクロレーザーは勝てる市場に見えるでしょう。低価格とそこそこ品質で切り込んできそうです。