車は移動より個室としての利用。仮眠・読書・音楽・ロッカー

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自動車を時間単位で共有できるカーシェア。ドコモの調査データが興味深い

カーシェアリングを移動以外で利用

サンプルは少ないですが仮眠・電話・読書・着替え・コインロッカー代わりなど、なるほどなあというものが上位に並んでいます。

仮眠可能なネットカフェが繁華街にありますが、出先で自分の利用したい場所にあるかといえばなかなか見つかりません。有っても満杯だったり、初めての施設だとサービス品質が不明で不安が残ります。 車なら室内環境は一定の水準以上(そうひどくはないことが予想できる)、駐車場所を自分で選ぶことで快適な睡眠、というようにハズレが少ない仮眠施設といえます。

電話用途は静かな場所で快適に話したい、誰かに聞かれたくないということでしょう。

鍵付きコインロッカー代わりというのもわかります。特に大きいものだと便利ですね。

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カーシェアリングの料金

ドコモのdカーシェアでオリックスカーシェアを使った場合の料金。

1時間で880円なので移動目的以外の利用でも使える価格です。

時間料金 距離料金
通常料金 (15分あたり) 220円 0円
6時間パック 4,200円 0円
12時間パック 6,500円 15円/km
24時間パック 8,000円 15円/km
夜間パック(20-翌9) 2,500円 15円/km

所有車でも移動以外に使うことは多い

思い出してみると車を移動以外の目的で利用することは多かった。走行中や過疎った駐車場で、自宅ではできないちょっと大きめの音量で音楽を聞く。

逆に静かな駐車場で読書をする。広い駐車場を備えている図書館で本を借りて車内で一気に読む事をかなり頻繁に行っていました。自宅だと読書を遮る物が多いのですが、車内なら集中して読書ができます。飲食も自由ですし。

物置代わりも多くの人がやっていそうです。トランクや後部座席に荷物を置きぱなしとか。

情報化が進んで自動車所有の魅力は低下

都市部だと公共機関が情報化で格段に便利になりました。Suicaのような電子マネー、スマホによる乗換案内を使って、不慣れなエリアでも最良のルートが選べる。電車の混雑や事故情報をスマホで得られるためアクシデントにも強くなっています。

公共機関と自家用車を比較して、費用(月5万円)に見合うだけの利便性を自家用車から得られる人は少数派でしょう。

カーシェアは合理的だが伸びはあまり無さそう

所有欲を満たしたい人がまだまだ多い。自動車産業はシェアされるよりも多くの人に所有してもらったほうが売り上げ・利益が上がる。産業が大きい方が行政も利権を維持・拡大できる。

ということで、カーシェアはまだ10年位はさほど伸びないんじゃないでしょうか。

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