ボウリングの料金、市場規模

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90年ころから社交的な意味合いでボウリング場が主催するクラブに参加していました。月2回くらい集まって定期的にボウリングをして、お茶会をするみたいな気軽なものです。時間が取れなくなって参加をやめてから四半世紀近く。

気になったので調べてみました。

料金

記憶では25年前500円程度だっと思います。 物価が長期に渡ってほとんど上昇していませんので、料金に変化がないのは自然。

現代はネット&情報機器関連娯楽を0円程度で楽しめます。十分に楽しく刺激的な娯楽が溢れかえっている状況だと、玉転がしで500円は高額に感じます。ましてや、子供の頃から娯楽は無料が当たり前の世代だと、この料金は負担感が強そう。

かといってボウリング場は、大規模な装置、場所を使う娯楽なので料金引き下げは難しいでしょう。

市場規模

visualizin.info のデータを使わせていただいています。

ボウリング場市場は予想通りの右肩下がりです。

ただ、意外とゆっくり下がっているような気もします。少子化で若者は少ないし、社会負担がきつくて可処分所得は少ない、刺激的な娯楽が無数にある。 そういう状況下でボウリング場はむしろ健闘している感があります。

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スキー場も同じように、今や大衆には高額なレジャーです。並べてみました

これは意外。ボウリング場の方が市場規模が大きいんですね。

町中にあってお手軽にできるボウリング場と、車などで移動する手間と時間のかかるスキー場とが同じような低下曲線は疑問に感じます。 スキー場がスノボ等の取り込みで頑張っているのか、あるいは地方行政お得意の補助金でムニョムニョなのか。


音楽教室を並べてみました。 データ期間が短いので右下の灰色の線です。 なんと音楽教室のほうが市場規模が大きい。 右肩下がりなのは子供人口の問題でしょう。

自分がいかに素晴らしいかを世間に公開することで快感を得るSNS。これを娯楽と考えると、ボウリングより音楽教室の方が受けが良いのは想像できます。

音楽教室は暇とお金のある年配者を取り込む工夫をすれば、上向きに転じる可能性は十分ありそうです。


ボウリング場から人を奪った産業の一つゲーム市場。実はなかなかの激戦。

市場規模は大きいですが、家庭用ゲーム機は急降下中。 一方オンラインゲームは急伸中です。 オンラインは次々に事業者が参入していますので赤字のままの会社も多く、市場規模の割には厳しい業界。

この中では、実はボウリング場が一番安定して稼げそうです。新規進出はありませんし、現存するボウリング場は固定客だけで回せていけます。ギャンブル的な設備投資をせず衰退事業前提でやっていけば細く長くやっていけそうです。

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