セブンATMの対応電子マネーが増えてから処理速度が低下。不要なエラーメッセージ表示も
セブン銀行のATMはnanacoのみ対応でしたが、2018年10月からEdy,Suicaなど他の電子マネーに対応しました。電子マネー以外にも決済関連の機能拡張が行われより便利になっています。
ただ、機能拡張に対してATM装置のハードウェア性能が追いついていないのか電子マネーの処理速度が低下。不要なエラーメッセージまで表示されて操作品質も低下しています。
素早く見るための目次
処理の軽微な不具合と対処方法
実例としてnanacoの残高確認をする場合
正常な処理、表示
0)電子マネーをATMの読み取り位置に置いて、初期画面で上の「電子マネーチャージはこちら」をタッチします
1)「nanacoを読み取っています」と表示され
2)「希望の取引を押してください」と表示されます
これが正常な動作。以前はどのセブンATMでもこうでした。
最近は処理が遅く不要なエラーメッセージも表示される
2019年3月中旬に4店舗で利用してみたところ「不要なメッセージ表示」が出ないように改善されていました。 2月にはまだ出ていましたので、3月にupdateされたようです。 |
1)「nanacoを読み取っています」と表示されて
「nanacoをもう一度置いてください」というエラーメッセージが表示されます
ここでもう一度nanacoを置き直しても同じ結果になりうまく動きません。
対処方法は ”このエラーメッセージが出ても無視して2秒ほど待つ” です。待っていれば
の画面になって取引可能です。
最初のうちはnanacoカード、nanacoモバイル側に不具合があるのかとリーダーから外したり、位置を変えてみたりしましたが関係ありませんでした。ATM側の問題。
ATMのバージョンによって異なる
不要な「nanacoをもう一度置いてください」の表示は、ATMによって微妙に異なります。近所にあるセブンATMの試してみた結果は
- セブンイレブン3店舗は不要メッセージ表示時間は約2秒
- セブンイレブンの1店舗は短時間(1秒以内)の表示
- イトーヨーカードに設置してある2台はいずれも不要メッセージが出ない
このメッセージはカードの有無、種類の判定だけですから通信速度は関係ないはず。ATMのハードウェアのバージョン違いが考えられます。ハードウェア的に速度差がありそうです。
ATMの処理速度は相変わらず高速快適
セブンATMは現金の入出金装置としては以前と変わらず、すばやく動作し優れたインターフェイスです。利用者の操作ミスを極力なくすようによく考えられたインターフェイスが素晴らしい。
たまに銀行系のATMを使うと、余計な表示、余計な音声案内、必要な誘導が不足していて、うっかりミスをしそうになります。設計品質が段違い。
電子マネー関連はもっさり感が強いので改善に期待
nanacoはセブンイレブンのレジ、またはセブンATMでしか「センターお預かり分」を「nanaco残高」に移すことができません。まとめて3~5枚のnanacoでこの操作をすると結構時間がかかります。人が並ぶような状況だと処理速度の遅さが気になります。
nanacoはEdyのように自宅PCで書き込みができる仕様ではないため、利用者側がこの部分を速度アップする術がありません。
レジで残高確認する方法がありますが、店舗にとって人力は貴重な資源。コンビニ店の運営の厳しさを考えると人力をなるべく使わないようにしてあげたい(適切な利益を上げて、便利なお店として長く運営して欲しい)
操作品質に気を配っているセブン銀行がこの現象を3ヶ月以上も放置しているのは不思議。もしかして気づいていない? あるいは改善するにはコストが折り合わない? → 電子マネーの不要な表示は改善されました!
ただ、電子マネー周りの速度の遅さには不満が残る状況です。いずれは現金の入出金操作に近い操作感に改善して欲しいですね。